2014年4月13日日曜日

16年 黒鷲vs南海 8回戦


8月24日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 2 0 0 0 0  2 黒鷲 17勝39敗 0.304 中河美芳 石原繁三
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 南海 24勝32敗 0.429 神田武夫

勝利投手 石原繁三   2勝5敗
敗戦投手 神田武夫 15勝10敗

二塁打 (黒)玉腰 (南)神田
本塁打 (黒)菅 1号

勝利打点 菅利雄 1


菅利雄、決勝ツーラン

 4回まで無安打の黒鷲は5回、先頭の中河美芳がピッチャー強襲ヒット、富松信彦は三邪飛に倒れるが、菅利雄が左翼スタンドにツーランホームランを叩き込んで2-0とする。

 リードを奪った黒鷲は5回から先発の中河をファーストに回し石原繁三をリリーフのマウンドに送り込む。殊勲のホームランを放ったファーストの菅はベンチに下がった。

 南海5回の攻撃、代わったばかりの石原はいきなり神田武夫に右中間二塁打を許すが国久松一は遊ゴロ、トップに返り鬼頭数雄は一ゴロ、安井鍵太郎を遊飛に打ち取り無失点。

 南海は6回、二死後木村勉が三塁に内野安打、岡村俊昭も右前打で続くが前田貞行に代わる代打柳鶴震は二飛に倒れれる。7回も先頭の神田が四球で出塁するが国久は遊飛、鬼頭も左飛、安井鍵太郎は遊ゴロに倒れて二塁にも進めることができず無得点。

 南海は8回、先頭の岩本義行が四球で出塁するが村上一治の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 南海は9回、3イニング連続で先頭の岡村が四球で出塁するが柳は中飛、ここまで3打席2打数2安打1四球の神田を打席に迎えるが三ゴロ、「5-4-3」と渡るゲッツーが決まり試合終了。


 黒鷲は中河美芳-石原繁三が完封リレー。バックももノーエラーで盛り立てた。スコアカードに「好捕」は記録されていないが、翌日の読売新聞によると「山田、宗宮などの背走難飛球を捕える美技」もあったとのこと。

 神田武夫は9回を完投して3安打1四球3三振2失点、打っても3打数2安打と孤軍奮闘であったが菅の一発に泣いた。


 菅利雄はこれがプロ通算3本目の本塁打、今季限りでプロ野球から足を洗う(恐らく応召でしょう)のでこの日の一発が最後のホームランとなった。黒鷲は中河美芳がファーストとピッチャーを掛け持つ二刀流を続けているため菅は“強打の控えの一塁手”という位置付けであった。脚光を浴びることは少ないが、翌日の読売新聞には「菅(黒鷲)殊勲のホームラン」の大見出しが躍っている。









*5回に菅利雄が決勝ツーランを放った場面。直後に中河美芳がファーストに回り、菅が下がって石原繁三がマウンドに上がった。










 

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