2010年4月20日火曜日

12年春 ジャイアンツvsイーグルス 2回戦





















4月15日(木)洲崎

1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 0 0 0 0 0 3 2 0 6 ジャイアンツ  7勝3敗 0.700 スタルヒン
0 0 0 0 0 0 0 0 X 0 イーグルス  2勝8敗 0.200 望月潤一


勝利投手 スタルヒン  1勝1敗
敗戦投手 望月潤一  0勝1敗

スタルヒン今季初勝利を完封で飾る 
 ジャイアンツは初回、遊失で生きた白石敏男が捕逸で二進、水原茂中堅左に落とし先制。ジャイアンツは7回、スタルヒンが四球で出塁、呉波が送り白石、水原連続四球で一死満塁、中島の二ゴロをサム高橋吉雄が本塁悪送球、スタルヒンに続き白石も還る、更にキャッチャー筒井良武の三塁送球をサード野村実が失する間に水原還りこの回3点。更に8回、永沢富士雄、内堀保連続四球、スタルヒンの送りバントは絶妙の転がりを見せ内野安打で無死満塁、呉左犠飛で5-0、内堀三盗の際又も野村が捕球ミスで内堀還り6-0。スタルヒンは打っても3打数3安打、コントロールされた剛球をビシビシと決めイーグルス打線を3安打3四球6三振無得点に抑え今季初勝利を完封で飾る。澤村栄治との二本柱誕生となるか。
 早実からイーグルスに入団した望月潤一が職業野球入り初登板初先発。初登板の緊張感からか完投するも10四球を与え、9回にはボークも犯した。しかし上記試合経過にもあるようにイーグルス守備陣の4失策に足を引っ張られた感が強く、6失点ながら自責点は1であり、2回から6回まではスタルヒンの2安打(うち1本は内野安打)のみに抑え、3失点の7回も無安打、2失点の8回もスタルヒンの送りバントが内野安打となったのみ、結局5安打を許したのみで初登板としては及第点の出来と言える。

3 件のコメント:

  1. shokuyakyuさん
    当ブログ(親父と野球)に訪問頂き有難うございます。親父についてのプロ野球時代の情報収集が、すでに頭打ち状態で、これ以上の情報はないと諦めていました。貴ブログは当時のスコアブックに沿って試合の詳細をそのまま、再現しようと試みで
    ファンとしては、非常に有難い貴重な情報になります。
    今後の貴ブログの進捗を楽しみにしています。
    読者に申し込みました。
    トム&龍馬

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  2.  コメントありがとうございます。お役に立てて何よりです。
    こちらこそ、このような場で関係者の方と接点を持てるとは思いもよりませんでした。
     偶然懇意にさせていただいている古書店に立ち寄ったところ昭和12年から24年の公式スコアブック(コピー)を入手することができました。この分野の研究に興味をお持ちの方は数多くいらっしゃるかと思いますが、資料が限られており、又、誤った情報が流布されているケースも多く見受けられます。当ブログでは極力当時の事実関係を正確にお伝えしていこうと考えております(私の性格から若干の脚色も加えております点、ご容赦願います。)。

     画像を追加アップさせていただきました。

     望月投手は昭和12年はあまり登板されておりませんので、昭和14年までしばらくお待ちください。
     何分仕事の合間に解読作業とアップ作業を行っておりますので、1年分に半年程度を予定しております。昭和14年分のアップは1年後位になる予定です。

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  3. 返答コメント深謝します。デビュー戦からしばらく、半期ごと
    (春、秋)のシーズンで3回程度のリリーフ登板があり、昭和13年秋シーズンから先発で投げ始めます。(6試合に先発。3勝4敗)14年はフル回転の46試合に先発登板。そして、
    結果的にチーム事情もあり、27敗の負けを記録しました。
    いずれにしても、私としては非常に興味のある情報になりますので楽しみにしています。

    トム&龍馬

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