セントルイス・カージナルスは6戦を戦い4勝2敗でナショナル・リーグ中地区首位を走っています。プホルスは対ブルワーズ第3戦で5打数3安打4打点2本塁打と初戦以来の爆発。1本目は外角球に軽くバットを合わせてライトポール際へ2ラン、2本目は内外角に厳しい攻めが3球続いた後の甘い球を軽々とレフトスタンドへ2ラン、入った瞬間ESPN(多分)のアナウンサーが「アディオス!」と叫んでいます。通算24打数9安打10打点4本塁打打率3割7分5厘と順調に三冠への道を歩んでいます。
この試合におけるジョー・マザーのダイビングキャッチは必見。フェンス手前の芝生の切れた土の部分に飛び込んでいます(動画はMLBのホームページで見ることができます。)。
ナショナル・リーグ東地区は順当にフィラデルフィア・フィリーズが5勝1敗で首位。今日もジミー・ロリンズが先頭打者ホームラン、ロイ・ハラデイがいつもながらの完投で順当に首位を走っています(おそらく現在のフィリーズ打線は、マーダラーズ・ロウ(殺人打線)と呼ばれた1920年代後半のニューヨーク・ヤンキース、ビッグレッドマシンと呼ばれた70年代のシシナティ・レッズに匹敵する強力打線ではないかと思います。)。
ナショナル・リーグ西地区はサンフランシスコ・ジャイアンツが5勝1敗で首位。プホルスの三冠と共にティム・リンスカムの3年連続サイ・ヤング賞も予言したいところですが、期待するところまでにしておきましょう(多分そのうち予言に代わりますが。因みにこちらは2年連続的中しています。)。
ということで私の好きな3チームがそれぞれ首位に立つという近年稀に見る状況にあり笑いが止まりません。特にサンフランシスコ・ジャイアンツは89年も02年も知らないうちにワールドシリーズまで行っていた感じで、リンスカムがいながら全く下馬評にも上がらない今年は意外なことが起きるかも。カギを握るのはバリー・ジト、ニューヨークからのオファーもありながらサーフィンを楽しみたいがために西海岸に居残っている道楽者。昨年後半から調子を上げてきているジトが15勝すればリンスカムには25勝する力があるだけに本当に意外なことが起こるかも。春の珍事で終わらないことを祈っています。
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