2025年6月8日日曜日

22年 東急vs大阪 7回戦

6月30日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 3 0 0 0 0 0 3 東急 15勝26敗1分 0.366 白木義一郎 
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 大阪 30勝13敗1分 0.698 野崎泰一

勝利投手 白木義一郎 7勝9敗 
敗戦投手 野崎泰一     0勝2敗

三塁打 (東)大沢 (大)長谷川
本塁打 (大)藤村富美男 1号

勝利打点(東)白木義一郎 3


快調東急3連勝

 第11節最終日、後楽園の第1試合は白木義一郎と野崎泰一の先発で午後1時8分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 東急は4回表、先頭の飯島滋弥が死球を受けて出塁、大下弘は三塁線にヒット、長持栄吉も死球を受けて無死満塁、一死後白木がレフト線に先制の2点タイムリーを放ち2-0、大沢喜好が右中間にタイムリー三塁打を放ち3-0とリードする。

 大阪は8回裏、藤村富美男がライトスタンドに今季第1号ホームランを叩き込んで1点返すが、最終回は三者凡退で敗れる。

 白木義一郎は8安打1四球1三振の完投で7勝目をマークする。決勝の2点タイムリーも放ち投打に活躍を見せた。

 藤村富美男がようやく第1号というのは意外な気がするかもしれないが、初期の「ダイナマイト打線」はヒットを連ねる打撃が特徴で、藤村もホームラン打者ではなかった。藤村がホームラン打者に転身するのは、試験的に「ラビットボール」と呼ばれる飛ぶボールが導入される昭和23年終盤からのことで、本格的な「ホームラン狂時代」が到来する昭和24年に46本塁打でホームラン王に輝く。

 最下位に沈む東急は今節3連勝。長持栄吉と熊耳武彦が当たっているところに大下弘も調子を上げてきた。エース白木も連勝して上位球団も要注意の存在になってきた。

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