2025年7月2日水曜日

22年 東急vs南海 9回戦

7月6日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 2 1 1 0  0  4 東急 17勝28敗1分 0.378 白木義一郎
0 3 0 0 1 0 0 0 0 1X 5 南海 25勝22敗1分 0.532 丸山二三雄 中谷信夫

勝利投手 中谷信夫     6勝7敗 
敗戦投手 白木義一郎 7勝10敗

二塁打 (東)一言 (南)丸山2、河西
三塁打 (東)飯島 (南)山本

勝利打点(南)筒井敬三 2

猛打賞 (東)一言多十 2、飯島滋弥 1


筒井敬三が延長10回裏サヨナラ打

 第12節4日目、後楽園の第1試合は白木義一郎と丸山二三雄の先発で午後1時7分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 南海は2回裏、先頭の堀井数男の当りは遊ゴロ、これをショート鈴木清一が一塁に悪送球して打者走者の堀井は二塁に進み、朝井昇の投前送りバントを白木がサードに送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死一三塁、一死後丸山が右中間にタイムリー二塁打を放ち1点を先制、一死二三塁から小林悟楼の投前スクイズを白木がホームに送球するがセーフ、又も犠打と野選が記録されて2-0、一死一三塁からトップに返り安井亀和の二ゴロの間に三走丸山が還って3-0とリードする。

 南海は5回裏、先頭の河西俊雄が三塁線を破る二塁打、岡村俊昭の投ゴロの間に二走河西は三進、山本一人監督が右中間にタイムリー三塁打を放ち4-0とリードを広げる。

 東急は6回表、先頭の苅田久徳監督が左前打で出塁、トップに返り一言多十が死球を受けて無死一二塁、鈴木清一の一塁線バントが内野安打となって無死満塁、飯島滋弥が押出し四球を選んで1-4、一死後長持栄吉の左犠飛で2-4として反撃開始。

 東急は7回表、先頭の白木が中前打で出塁、大沢喜好が送りバントを決めて一死二塁、苅田は四球を選んで一死一二塁、南海ベンチはここで先発の丸山から中谷信夫にスイッチ、トップに返り一言が右前にタイムリーを放ち3-4と1点差に追い上げる。

 東急は8回表、先頭の飯島が左中間に三塁打、大下弘の右前タイムリーで4-4の同点に追い付く。

 延長に入って南海は10回裏、先頭の河西の当りは三ゴロ、これをサード苅田が一塁に悪送球、岡村の中前打で無死一二塁、山本の投前送りバントを白木はサードに送球するがセーフ、この試合3度目の野選で無死満塁、別所昭の右飛は浅すぎて一死満塁、朝井は2球目にスクイズを試みるがファウルで失敗、朝井も浅い右飛に倒れて二死満塁、筒井敬三が右中間にサヨナラ打を放ち南海が競り勝つ。

 10回裏の浅井のスクイズ失敗は、スコアカードではファウルの表記しか分からないが山内以九士が「雑記」欄に「スクイズプレーならず」と記している。

 東急は白木の3度のフィルダースチョイスが響いた。

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