2025年6月18日水曜日

22年 巨人vs阪急 7回戦

7月3日 (木)西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 5 3 0 0 0 1 0 10 巨人 21勝23敗1分 0.477 川崎徳次 諏訪裕良 多田文久三 
0 0 0 0 2 7 0 0 0  9  阪急 20勝24敗2分 0.455 天保義夫 森弘太郎 野口二郎

勝利投手 多田文久三 4勝2敗 
敗戦投手 野口二郎     7勝7敗

二塁打 (巨)川上 2、小松原
三塁打 (急)下社
本塁打 (巨)小松原博喜 3号 (急)野口明 2号

勝利打点(巨)川上哲治 4

猛打賞 (巨)小松原博喜 2


激戦を制して巨人が単独4位に浮上

 西宮の第1試合は川崎徳次と天保義夫の先発で午後1時30分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 勝率4割6分5厘で並ぶ4位同士による対戦。

 巨人は初回、二死後千葉茂が左前打で出塁、川上哲治のタイムリー中越え二塁打で1点を先制する。

 巨人は3回表、先頭の川崎が四球で出塁、トップに返り呉新亨の三ゴロでランナーが入れ替わり、山川喜作の三塁線ヒットで一死一三塁、千葉は四球で一死満塁、川上が一塁線を破る2点タイムリー二塁打を放ち3-0、小松原博喜も左中間に2点タイムリー二塁打を放ち5-0、平山菊二の左前打で一死一三塁、内堀保の二ゴロの間に三走小松原が還って6-0とする。

 巨人は4回表、一死後山川が中前打で出塁、二死後川上は四球で歩いて一二塁、ここで小松原が左中間スタンドにスリーランを叩き込んで9-0とする。

 阪急は5回から二番手として森弘太郎をマウンドに送る。前半で巨人が大量リードとなって勝負あったかに見えたのだが・・・。

 阪急は5回裏、先頭の下社邦男が右中間に三塁打、一死後荒木茂の左前タイムリーで1-9、二死後トップに返り田中幸男が右前打を放って一三塁、上田藤夫の右前タイムリーで2-9と反撃開始。

 巨人は6回から先発の川崎に代えて諏訪裕良を二番手としてマウンドに送る。

 阪急は6回裏、先頭の坂元義一がストレートの四球で出塁、下社も四球、日比野武は死球で無死満塁、森への初球でキャッチャー内堀が二塁に牽制球、これが悪送球となる間に三走坂元が還って3-9、森は四球で一死満塁、トップに返り田中幸男が押出し四球を選んで4-9、巨人ベンチはストライクが入らない諏訪から多田文久三にスイッチ、多田も上田に押出し四球を与えて5-9、青田昇は二飛に倒れて二死満塁、ここで野口明がレフトスタンドにライナーで突き刺さる同点グランドスラム、9-9と追い付く。

 奇跡的に同点に追い付いた阪急は7回から三番手として野口二郎をマウンドに送る。

 巨人は8回表、先頭の山川の当りは遊ゴロ、これをショート田中がエラー、千葉が送って一死二塁、山川が三盗を決めて一死三塁、川上の右犠飛で10-9と勝ち越す。

 多田文久三は7回以降阪急打線を無得点に抑えて4勝目をマークする。

 完全な負け試合を一時追い付いた阪急としては逆転したかったところであるが惜しい星を落とした。

 巨人は何とか凌ぎ切って単独4位に浮上。

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