2025年6月2日月曜日

22年 東急vs南海 7回戦

6月27日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 東急 13勝26敗1分 0.333 白木義一郎 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 22勝20敗1分 0.524 中谷信夫

勝利投手 白木義一郎 6勝9敗 
敗戦投手 中谷信夫     4勝7敗

三塁打 (東)大下

勝利打点(東)大下弘 5


白木が投げて大下が打つ

 第11節2日目。関西地方はこの梅雨最大の本降りとなり25ミリの降雨のため甲子園の試合は中止。東京は明日は天気が崩れそうだが本日は晴れている。

 後楽園の第1試合は白木義一郎と中谷信夫の先発で午後1時丁度、西垣球審の右手が上がりプレイボール。

 両投手立ち上がりから快調なピッチングで0対0のまま試合は進む。

 白木は5回まで無安打ピッチング。6回二死から安井亀和に初ヒットとなる中前打を打たれ二盗を許すが後続を抑える。7回も一死後山本一人監督に左前打を打たれるが、岡村俊昭のエンドランがセンターライナーとなって一走山本が戻れず併殺で切り抜ける。

 中谷は3回以降毎回走者を出しながら粘りのピッチングで7回まで無失点。

 東急は8回表、先頭の一言多十が右前打で出塁、鈴木清一が送りバントを決めて一死二塁、飯島滋弥は遊ゴロに倒れて二死二塁、ここで大下弘の当りは右前に抜け、ライト朝井昇の前でイレギュラーバウンドして外野フェンスに達するタイムリー三塁打となって1点を先制する。

 中谷には大下を敬遠するという選択肢もあったが、これまでの実況でも分かる通り、続く長持栄吉と熊耳武彦が絶好調で現在の東急ではポイントゲッターとなっているため、敢えて大下との勝負に出たのだろう。

 白木義一郎は8回、9回も無安打に抑え、2安打2四球5三振で今季初完封、6勝目をマークする。白木も初完封であるが、東急投手陣全体でもこれが今季初完封であった。

 因みに、ここまでのチーム完封勝利数は、金星が11回で断トツトップ。以下、巨人が7回、中日が7回、近畿・南海が6回、阪急が4回、大阪が4回、太陽が2回、東急が1回と続く。

 大下弘がようやく調子を上げてきた。第9節終了時では打率が2割5分であったが、前節は19打数11安打の活躍を見せ、この日の2安打で3割に乗せてきた。

 白木が投げて大下が打つ。東急は久々の快勝であった。


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