2025年6月11日水曜日

22年 金星vs南海 6回戦

6月30日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金星 18勝26敗1分 0.409 三富恒雄 
3 0 0 0 0 0 3 0 X 6 南海 23勝20敗1分 0.535 丸山二三雄

勝利投手 丸山二三雄 7勝3敗 
敗戦投手 三富恒雄     2勝7敗

二塁打 (南)山本
本塁打 (南)別所昭 1号

勝利打点(南)岡村俊昭 4


三番別所がダメ押しスリーラン

 後楽園の第2試合は三富恒雄、丸山二三雄両サウスポーの先発で午後2時58分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は初回、先頭の坪内道則監督が左前打で出塁、一死後坪内の二盗をキャッチャー筒井敬三が刺し、清原初男は四球から二盗に成功、西沢道夫も四球で出塁するが後続なし。

 南海は1回裏、一死後河西俊雄が四球から二盗に成功、二死後山本一人監督も四球を選び、岡村俊昭の右前タイムリーで1点を先制、二死一三塁となって岡村が二盗に成功、この時三走山本のリードが大きくキャッチャー辻勇夫が三塁に送球するが悪送球となって山本が生還し2-0、岡村は三塁に進んで二死三塁、朝井昇がワンボールワンストライクからの3球目で三前にタイムリーセーフティバントを決めて3-0とする。

 二死三塁からの三塁線へのセーフティバントの場合、三塁手は一塁送球よりも三塁ランナーをアウトにしやすいので、バントをするバッターはきちんとボールを殺し、三塁ランナーはきちんとスタートを切らなくてはならない高等戦術である。三走岡村は朝井のバントを知っていないとスタートを切りにくいのでスクイズ並みのスタートを切ったと考えられる。バントエンドランのサインが出ていた可能性もある。

 金星は3回表、一死後坪内が四球で出塁、中村信一の右前打で一死一二塁、清原は三振、二走坪内はスタートを切ったが初回に続いて筒井が俊足坪内を刺して三振ゲッツー。

 南海は7回裏、先頭の小林悟楼が右前打で出塁、トップに返り安井亀和の遊ゴロで小林は二封、安井は一塁に残り二盗に成功、河西のピッチャー強襲ヒットで一死一三塁、ここでこのところ三番ファーストに入っている別所昭がレフトスタンドにスリーランを叩き込んで6-0とダメ押す。

 丸山二三雄は6回以降を無安打に抑え、5安打5四球1三振で2試合連続完封、7勝目をマークする。

 調子を落としていた南海は今節丸山二三雄が2試合連続完封。この試合では筒井敬三が坪内の盗塁を2度刺し、得意の機動力も見られ、朝井昇のタイムリーセーフティバントと岡村俊昭の好走塁も見事であった。

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