2025年6月23日月曜日

22年 金星vs大阪 9回戦

7月3日 (木) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
1 0 0 2 0 0 0 0  0  3 金星 18勝27敗1分 0.400 江田孝
0 1 0 0 0 0 0 0 3X 4 大阪 31勝13敗1分 0.705 渡辺誠太郎 武智修

勝利投手 武智修 2勝2敗 
敗戦投手 江田孝 5勝11敗

二塁打 (大)藤村、呉昌征

勝利打点(大)玉置玉一 3

猛打賞 (金)坪内道則 5 (大)土井垣武 3


大阪が逆転サヨナラ勝ち

 西宮の第2試合は江田孝と渡辺誠太郎の先発で午後3時57分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は初回、一死後大友一明が四球を選んで出塁、坪内道則監督の左前打で一死一三塁、西沢道夫の二ゴロの間に三走大友が還って1点を先制する。

 大阪は2回裏、先頭の藤村富美男が左中間に二塁打、土井垣武の二ゴロが進塁打となって一死三塁、本堂保次の右前タイムリーで1-1の同店に追い付く。

 金星は4回表、先頭の坪内が左前打から二盗に成功、西沢の投ゴロに二走坪内が飛び出して二三塁間に挟まれるが、挟殺プレーでショート長谷川善三の悪送球があり坪内は一気にホームに還って2-1、打者走者の西沢は二塁に進み、西沢が三塁に盗塁を試みタイミングはアウトであったがキャッチャー土井垣からの送球が悪送球となる間に西沢もホームに還り3-1と2点をリードする。

 大阪は7回から武智修が二番手としてマウンドに上がる。

 2点ビハインドで迎えた大阪最終回の攻撃、一死後呉昌征がレフト線に二塁打、富樫淳の左前打で呉は三塁に進み、送球の間に打者走者の富樫も二塁を陥れて一死二三塁、藤村は浅い右飛に倒れて二死二三塁、ここで土井垣が左前に起死回生の同点2点タイムリーを放ち3-3と追い付き、本堂の当りはセカンドフライとなって延長戦に突入かと思われた瞬間、セカンド大友が落球して二死一三塁、本堂が二盗を決めて二死二三塁、玉置玉一が左前にサヨナラタイムリーを放ち大阪が打っ棄る。

 金星は4安打、その内坪内が3安打を記録した。

 大阪はこの試合を落とすと2位中日に0.5ゲーム差に迫られるところであったが、何とか1.5ゲーム差をキープすることとなった。昭和22年のペナントレースは最終的には大阪が大差で優勝することになるが、前半戦は綱渡りの展開が続くのである。

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