2025年2月11日火曜日

22年 巨人vs太陽 4回戦

5月29日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 0 1 2 巨人 9勝16敗 0.360 川崎徳次 
0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 太陽 9勝14敗 0.391 真田重蔵

勝利投手 川崎徳次 3勝4敗 
敗戦投手 真田重蔵 4勝5敗

二塁打 (巨)川崎、呉新亨 (太)真田
三塁打 (巨)千葉

勝利打点(巨)千葉茂 1

猛打賞 (巨)千葉茂 3


不振の千葉が決勝の三塁打

 後楽園の第2試合は川崎徳次と真田重蔵の先発で午後3時7分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は初回、先頭の呉新亨の当りは投ゴロ、これを真田がエラー、山川喜作は四球を選んで無死一二塁、しかし千葉茂の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー、川上哲治は敬遠されて二死一三塁、平山菊二は左飛に倒れて無得点。

 巨人は、川上が歩かされる毎度お馴染みのパターンでチャンスを潰した。

 巨人は2回表、一死後当たっている内堀保が中前打で出塁、川崎のライト線二塁打で一死二三塁、二死後呉新亨の右前タイムリーで1点を先制する。

 太陽は5回裏、一死後真田が左中間に二塁打、松井信勝の遊ゴロをショート田中資昭がエラーして一死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1-1の同点に追い付く。真田に本盗が記録された。

 両投手の投打に亘る活躍で1対1のまま試合は最終回に進む。

 巨人は9回表、一死後呉新亨がライト線に二塁打、山川の二ゴロが進塁打となって二死三塁、不振の続く千葉が右中間にタイムリー三塁打を放ち2-1と勝ち越す。

 川崎徳次は6安打2四球4三振の完投で3勝目をマークする。

 巨人が最下位に低迷する要因は、四番川上が孤立していることにある。川上は3割6分台の打率をマークしているが、前後を打つ千葉と平山は2割そこそこ。二番の山川と八番の内堀が3割をマークしているが、川上と打順が離れているため打線に繋がりがない。したがって、川上を歩かせておけば点を取られないため、各チームとも川上を敬遠する策を多用している。

 川上のIsodは1.000を超えており、出塁率は4割6分5厘であるが、前後が打てないので得点にならないパターンが続いていた。

 この日は千葉茂が決勝の三塁打を放ち、今季初の勝利打点をマークした。「勝利打点」はあてにならないと考える素人は多いが、極めて重要な指標なのである。表面づらの数字だけを見るのではなく、試合の内容を吟味することが重要である。

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