2025年2月3日月曜日

22年 大阪vs巨人 3回戦

5月24日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 1 0 1 0 0 0 0 3 7 大阪 14勝7敗 0.667 御園生崇男 武智修 
0 0 0 2 1 0 0 0 1 4 巨人 8勝15敗 0.348 諏訪裕良 多田文久三

勝利投手 御園生崇男 6勝0敗 
敗戦投手 諏訪裕良    1勝2敗

二塁打 (大)呉昌征 2、本堂 (巨)多田

勝利打点(大)呉昌征 1

猛打賞 (大)呉昌征(4安打)3 (巨)黒沢俊夫 1


呉昌征の二塁打を巡る判定、物議を醸す

 甲子園の第2試合は御園生崇男と諏訪裕良の先発で午後3時13分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、先頭の塚本博睦がストレートの四球で出塁、呉昌征のライト線タイムリー二塁打で1点を先制、二死後土井垣武の中前タイムリーで2点を先制する。

 大阪は2回表、先頭の御園生が中前打で出塁、玉置玉一の投ゴロでランナーが入れ替わり、ワイルドピッチで玉置は一気に三塁に進み、長谷川善三の中犠飛で3-0とする。

 大阪は4回表、先頭の本堂保次がレフト線に二塁打、御園生の二ゴロが進塁打となって一死三塁、玉置の右前タイムリーで4-0とリードを広げる。

 巨人は4回裏、先頭の山川喜作が四球を選んで出塁、千葉茂の一二塁間のゴロはファースト玉置がキャッチ、セカンド本堂が一塁ベースカバーに入って「3-4A」で一塁アウト、川上哲治は敬遠気味に歩かされて一死一二塁、二死後黒沢俊夫のライト線タイムリーで1-4、内堀保も右前タイムリーを放ち2-4と反撃開始。

 巨人は4回の攻撃で八番ピッチャー諏訪に代打小松原博喜を起用して攻撃を終えた。小松原はそのままライトに入り、ライトの平山菊二がセンターに回り、九番センター呉新亨に代わって多田文久三が入ってピッチャー。

 巨人は5回裏、先頭の多田が左中間に二塁打、一死後山川の中前打で一三塁、千葉の左犠飛で3-4と1点差に詰め寄る。

 大阪は6回から御園生に代えて武智修をリリーフのマウンドに送る。

 大阪は9回表、先頭の武智が三遊間にヒット、玉置が送って一死二塁、長谷川の中前タイムリーで5-3、二死後長谷川が二盗に成功、呉昌征の左前タイムリーで6-3、金田正泰の右前打で二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて7-4と突き放す。

 巨人は9回裏、先頭の内堀が左前打で出塁、小松原の二ゴロでランナーが入れ替わり、二死後古家武夫の三塁線ヒットで一二塁、山川の右前タイムリーで4-7とするが反撃もここまで。9回表の3点が重かった。

 大阪3回表の攻撃で呉昌征が放ったレフト線二塁打に対して巨人の中島治康監督がファウルではないかと猛抗議、試合は25分間中断した。三塁塁審の山口茂次は、この時の責任をとって退任することとなり、国民リーグに移る。中島監督も6月初旬に三原脩が復帰すると、実質的に指揮権を三原に譲ることとなる。

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