2025年2月25日火曜日

22年 東急vs太陽 5回戦

6月1日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 1 0 0 0 2 東急   9勝16敗 0.360 黒尾重明 北川桂太郎 白木義一郎 
1 1 0 0 0 0 0 1 X 3 太陽 11勝15敗 0.423 真田重蔵

真田重蔵     5勝5敗 
北川桂太郎 1勝4敗

二塁打 (東)飯島、大下 (太)中谷、佐竹

勝利打点(太)森下重好 3

猛打賞 (東)長持栄吉 2


太陽、打線のつながりで競り勝つ

 第7節4日目、日曜の後楽園には33,541人の観客が詰めかけた。昭和21年11月3日の34,708人に次ぐ史上二番目の記録である。

 後楽園の第1試合は黒尾重明と真田重蔵の先発で午後零時58分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 太陽は初回、先頭の荒川昇治が四球を選んで出塁、一死後中谷信夫が左中間にタイムリー二塁打を放ち1点を先制する。

 太陽は2回裏、先頭の森下重好が左前打で出塁、伊勢川真澄のライト線ヒットで無死一三塁、松井信勝が中前にタイムリーを放ち2-0とする。

 東急は4回表、一死後飯島滋弥が四球を選んで出塁、大下弘の右中間二塁打で一死二三塁、長持栄吉の二塁への内野安打がタイムリーとなって1-2とする。

 東急は6回表、一死後飯島が右前打で出塁、大下の中前打で一死一二塁、長持が中前にタイムリーを放ち2-2の同点に追い付く。

 太陽は8回裏、先頭の藤井勇の当りは一ゴロ、これをファースト飯島がエラー、佐竹一雄がレフト線に二塁打を放ち無死二三塁、森下の中犠飛で3-2と1点を勝ち越す。

 東急は最終回、先頭の長持が中前打で出塁、鈴木圭一郎の投前送りバントを真田が二里に送球して長持はフォースアウト、二死後大沢喜好に代わる代打熊耳武彦が右前打を放って二死一三塁、しかし鈴木清一は二ゴロに倒れてゲームセット。

 真田重蔵は8安打1四球4三振の完投で5勝目をマークする。最終回のバント処理が大きかった。

 東急は長持が3安打2打点の活躍、飯島と大下も2安打ずつを放ったが、チーム8安打の内このクリーンナップトリオに7安打が集中し、もう1点の追加ができなかった。

 一方、太陽はチームでは7安打であったが、二番から八番までが1本ずつで、打線のつながりで競り合いを制した。

 Aクラス入りとなる4位争いは太陽と金星が争っている。早速、実況中継を西宮の金星vs阪急戦に移そう。
 

3 件のコメント:

  1. 管理人 様
     はじめまして。一リーグ時代の試合実況、たいへん貴重な情報を拝読しております。一時更新が少ない時期がありましたが、最近は更新回数が多く、楽しみにしております。
     唐突ですが個人的にご相談したいことがあります。ご連絡をとることはできますでしょうか、よろしくお願いいたします。

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    1. ご連絡ありがとうございます。
      こちらにメールアドレスを記載していただければ返信します。連絡が取れたらすぐに削除してください。
      但し、コメント欄を常時チェックしている訳ではありませんので、しばらくの間公開された状態になり、他の方に見られる可能性があります。その点をご了承の上、お願いいたします。

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