1 0 1 0 1 0 0 0 0 3 大阪 16勝7敗 0.696 梶岡忠義
0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 東急 9勝13敗 0.409 北川桂太郎
勝利投手 梶岡忠義 5勝2敗
敗戦投手 北川桂太郎 1勝3敗
二塁打 (大)本堂 (東)一言
勝利打点(大)富樫淳 2
富樫が2本の適時打
後楽園の第1試合は梶岡忠義と北川桂太郎の先発で午後1時8分、島球審の右手が上がりプレイボール。
大阪は初回、先頭の呉昌征が捕前に内野安打、金田正泰の三前バントも内野安打となって無死一二塁、富樫淳の左前タイムリーで1点を先制する。
大阪は3回表、先頭の梶岡が右前打で出塁、トップに返り呉の三ゴロの間に梶岡は二進、二死後富樫がライト線に2打席連続タイムリーを放ち2-0とする。
大阪は5回表、一死後金田がストレートの四球で出塁、二死後金田が二盗を決め、藤村富美男の三ゴロをサード横沢七郎がエラーして二死一三塁、ここで北川がボークを犯して三走金田がホームに還り3-0とする。
東急は6回裏、先頭の一言多十がライト線に二塁打、一死後飯島滋弥がレフトスタンドにツーランを叩き込んで2-3と1点差に迫る。
東急は8回裏、先頭の苅田久徳監督がレフト線にヒット、トップに返り一言が送りバントを決めて一死二塁、大阪ベンチはここでライトを富樫から塚本博睦に交代、東急も横沢に変えて代打に打撃の良い白木義一郎を送るが中飛に倒れ、飯島は四球を選んで二死一二塁、しかし期待の大下弘は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。
東急は最終回、長持栄吉、鈴木圭一郎が連続三振、鈴木清一の当りは遊ゴロで万事休す、と思われたがショート長谷川善三が一塁に悪送球して二死一塁、北川に代わる代打黒尾重明の三遊間へのゴロをショート長谷川がエラー、しかし一走鈴木が二塁をオーバーランして二三塁間に挟まれ長谷川はセカンド本堂に送球、鈴木が三塁に逃げると本堂はサード藤村に送球、鈴木は再び二塁方向に逃げるが二塁ベースはがら空き、と思われたところセンターの呉昌征が機転を利かせて二塁ベースカバーに入っており「6-4-5-8」の挟殺プレーで鈴木はタッチアウト、試合終了となった。
梶岡忠義は4安打4四球10三振の力投で完投、5勝目をマークする。
富樫淳が2本のタイムリーを放つ活躍を見せた。
東急も不振の飯島滋弥に一発が出て今後の巻き返しが期待できる。
センターの呉昌征が挟殺プレーに加わるナイスカバーを見せた。外野手が挟殺プレーに加わった事例は、昭和12年春の阪急vs大東京3回戦で、阪急のレフトを守っていたジミー堀尾が「6-5-4-7C」で三塁ベースカバーに入ったことがあり、史上2度目となる。
*センター呉昌征が挟殺プレーに加わったシーン。
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