2025年2月24日月曜日

22年 4月・5月 月間MVP

月間MVP
投手部門 大阪 御園生崇男 3
 投手部門は別所昭、藤本英雄、御園生崇男の3人の争いとなった。
 別所は13試合に登板して110回3分の2を投げて9勝4敗3完封。防御率1.87、WHP1.11。
 藤本は10試合に登板して73回3分の0を投げて8勝2敗1完封。防御率1.97、WHP0.97。
 御園生は9試合に登板して45回3分の0を投げて7勝0敗1完封。防御率2.20、WHP1.09。

 当初は別所と藤本の争いと見られていた。
 別所は5月4日までの6試合では5勝1敗3完封、防御率0.58、WHP0.96と圧倒的成績であったが、5月8日以降の7試合では4勝3敗、防御率2.78、WHIP1.21と成績を落とした。特に5月23日の大阪戦で8対1とリードしていながら8回、9回に10失点で逆転負けし、大阪を勢い付かせてしまったという大きなマイナスポイントがあり脱落した。
 藤本で決まりとの声も多かったが、藤本は上位の大阪と近畿戦に一度も登板していない。
 御園生は登板回数が少ないものの、先発にリリーフに安定した活躍を見せて7戦不敗。

 これら要因を総合的に判断した結果、御園生崇男が選出された。


打撃部門 金星 清原初男 1
 打撃部門は川上哲治、藤井勇、清原初男の争いとなった。
 川上は3割4分7厘、13得点、13打点。二塁打7本、三塁打2本、本塁打2本、OPS0.992。
 藤井は3割3分7厘、13得点、11打点。二塁打7本、三塁打2本、本塁打2本、OPS0.904。
 清原は3割6分7厘、13得点、7打点。二塁打3本、三塁打0本、本塁打0本、OPS0.819。

 近年のOPSを重視する流れで行くと川上で決まりとなるが、事はそう単純ではない。川上の前後の打者が不振で、各チーム川上を歩かせておけば勝てるため敬遠が多く、出塁率が高くなってOPSを引き上げているだけなのである。実際、巨人は最下位に沈んでいる。したがって、今月に限っては川上には得票が集まらなかった。
 打撃内容だけ見ると藤井が有利であるが、清原は開幕から103打席連続無三振で4月・5月では1三振だけであった。

 藤井も3三振と少なく、三振が少ないことが必ずしも良いわけではないが、清原の打撃技術を評価する声も多く、清原初男が選出された。

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