2014年7月15日火曜日

16年 阪神vs阪急 12回戦


11月3日(月)甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 阪神 39勝38敗 0.506 若林忠志 木下勇
0 0 0 0 0 2 4 1 X  7 阪急 48勝30敗1分 0.615 中田武夫 江田孝

勝利投手 江田孝       3勝2敗
敗戦投手 若林忠志 17勝16敗

二塁打 (神)野口、田中 (急)新富、中島

勝利打点 森田定雄 3


森田定雄、決勝打

 阪神は一番に御園生崇男を起用。御園生は昭和17年に24盗塁を記録することとなる快足の持主でもあります。

 5回まで阪急打線は阪神先発の若林忠志の前に無安打1四球無得点。

 一方、阪神は2回、土井垣武、松下繁二が連続四球、阪急はここで先発の中田武夫から江田孝にスイッチ、若林は一飛に倒れるが皆川定之も四球を選んで一死満塁、野口昇の右飛で三走土井垣がタッチアップからホームを突くがライト新富卯三郎からのバックホームにタッチアウト。

 阪神は3回、一死後御園生が四球で出塁、宮崎剛は左飛に倒れるが御園生がボークで二進、しかしカイザー田中義雄は右飛に倒れる。

 阪神は4回、先頭の土井垣が右前打で出塁するが松下は中飛、若林の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 阪神は5回、先頭の皆川が四球で出塁、野口が左中間に二塁打を放って無死二三塁、しかし森国五郎は投ゴロ、トップに返り御園生は浅い左飛、宮崎も三ゴロに倒れて絶好のチャンスを逃す。
 阪神は6回、先頭の田中が右翼線に二塁打、ライト新富からの返球が悪送球となる間に打者走者の田中は三塁に進み無死三塁、しかし土井垣は浅い左飛、松下は三振、若林も遊ゴロに倒れてこの回も無得点。6回表までは明らかに阪神が押していた。


 阪急は6回裏、先頭の中島喬が左前打で出塁、フランク山田伝が右前打、新富の投前バントはピッチャー若林が三塁に送球して二走中島は三封、日比野武は一邪飛に倒れて二死一二塁、上田藤夫が四球を選んで二死満塁、ここで森田定雄が中前に2点タイムリーを放って2-0とする。
 阪急は7回、先頭の黒田の遊ゴロをショート皆川がエラー、黒田が二盗を決めて江田は四球、トップに返り中島が送って一死二三塁、山田が四球を選んで一死満塁、新富が左中間に走者一掃の二塁打を放ち三者生還して5-0、日比野が左前にタイムリーを放って6-0とする。


 阪急は8回、先頭の伊東甚吉が左前打で出塁、黒田の一ゴロの間に伊東は二進、江田の投ゴロの間に伊東は三進、トップに返り中島が右中間に二塁打を放って7-0とする。

 2回途中からリリーフに出た江田孝は8回を投げて5安打4四球2三振無失点、中田武夫との完封リレーとなった。


 前半戦押しまくっていた阪神は結局無得点、前半のチャンスに1点でも取っていれば違った展開になっていたはずである。


 森田定雄が殊勲の決勝打を放った。当ブログが森田を「最も無名の最強打者」と呼んでいることはご存知のとおりです。


http://shokuyakyu.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html











 

2 件のコメント:

  1. 巨人の中山捕手の最後の出場試合については、「背番号への愛着」に書かれてた事について宇佐美徹也氏が書いてるのが有ります。

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    1. この辺りの各選手の情報は、いずれ取りまとめたいと考えています。その際はご協力お願いいたします。できる人は限られていますので。

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