2014年7月8日火曜日

16年 朝日vs大洋 11回戦


11月1日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 朝日 24勝52敗1分 0.316 野村高義 山本秀雄
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 大洋 41勝33敗2分 0.554 浅岡三郎

勝利投手 野村高義   1勝9敗
敗戦投手 浅岡三郎 10勝5敗
セーブ     山本秀雄   1

勝利打点 坪内道則 3

ファインプレー賞 (黒)浅岡三郎 1 (朝)岩田次男 2


野村高義、今季初勝利

 朝日は5回、先頭の前田諭治がレフト線にヒット、室脇正信の投前バントはピッチャー正面となり浅岡三郎が二塁に送球するが悪送球、野村高義が三前に送りバントを決めて一死二三塁、トップに返り坪内道則の二ゴロで三走前田がホームに突っ込みセカンド中村信一がバックホームするがセーフ、野選となって1点を先制する。なお一死一三塁から戸川信夫の中犠飛で2-0とする。

 大洋は6回、先頭の佐藤武夫が四球で出塁、代走に村松長太郎を起用、織辺由三が送って一死二塁、トップに返り中村は一飛に倒れるが、濃人渉がレフト線にタイムリーを放って1-2と詰め寄る。

 朝日は7回から先発の野村高義に代えて山本秀雄を投入、山本は3イニングを1安打無四球1三振無失点に抑えて朝日が逃げ切る。


 朝日先発の野村高義は今季ここまで0勝9敗であったが初勝利、山本も初セーブを記録した。


 昭和16年8月17日付け読売新聞に掲載されている鈴木惣太郎の論評には「朝日の野村は短日の間に異常な進歩を示し素晴らしい速球とアウドロを急所に持込んで・・・」と書かれている。ここまで野村は未勝利であったが、勝つだけの資質は十分に備えていたのである。野村にとってプロ野球生活で唯一の勝利となった。







*野村高義は今季初勝利、山本秀雄は初セーブを記録した。


 

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