2014年7月2日水曜日

三冠への道 2014 その7




 月間MVPの季節がやってまいりました。


 ナ・リーグ打撃部門は昨年の年間MVPアンドルー・マカッチェンと予想します。マカッチェンは6月、26試合に出場して105打数36安打25打点8本塁打、3割4分3厘、OPS1.096でした。本塁打、打点の二冠です。打率では94打数34安打、3割6分2厘のバスター・ポージーがトップですが。


 ア・リーグ打撃部門は超混戦となりました。当ブログはホセ・アルトゥーベで勝負します。ちょっと危険ですが。アルトゥーベは6月、24試合に出場して95打数39安打9打点0本塁打、17盗塁、4割1分1厘です。通常この手のタイプは月間MVPには選出されません。この手のタイプの代表格であるイチローも月間MVPは2004年8月の一度きりなのです。公称165センチ、実際は163センチとも160センチとも言われるメジャー1のチビですが、スピードでは間違いなくメジャーN01です。先日のタイガース戦でも一三塁の三塁ランナーで、キャッチャーの一塁牽制の隙を突いてホームスチールを決めています。メジャー最弱球団ヒューストン・アストロズのメジャー1のチビによる月間MVP獲得に期待しましょう。

 4月に衝撃のデビューを果たしたホセ・アブレイユは5月はDL入りしていましたが6月は復活、99打数31安打22打点10本塁打、3割1分3厘、OPS1.032。本塁打、打点の二冠ですから今季2度目の月間MVPは濃厚です。バッティング内容ではボルチモアのアダム・ジョーンズが素晴らしい。112打数39安打20打点9本塁打、3割4分8厘、OPS1.026です。最近までジョーンズで行こうと思っていました。欠場はありましたがマイク・トラウトは83打数30安打21打点7本塁打、3割6分1厘、OPS1.230で、欠場を除くと内容ではNo1となります。

 アルトゥーベは本塁打は0本ですが二塁打が8本あり、基礎となる打率が高いことからOPSは0.941と、スラッガー連中に見劣りしません。ここは、清水の舞台から飛び降りる覚悟でホセ・アルトゥーベと心中します。



 ナ・リーグ投手部門は昨日お伝えしたとおり6試合に登板して6勝0敗、44回を投げて61奪三振、防御率0.82、WHIP0.68、被打率0.165のクレイトン・カーショウで鉄板です。但しライバルはいます。シカゴ・カブスのジェイク・アリエタは6試合に登板して4勝0敗、39回3分の1を投げて48奪三振、防御率0.92、WHIP0.69、被打率0.157で例月であれば月間MVPが“あり得た”レベルです(笑)。被打率ではカーショウを上回っているのです。ミルウォーキー・ブルワーズのウィリー・ペラルタも5勝0敗と健闘しましたが防御率4.22、WHIP1.28では圏外でしょう。


 ア・リーグ投手部門は6試合に登板して3勝1敗、44回3分の1を投げて54奪三振、防御率1.22、WHIP0.72、被打率0.170のフェリックス・ヘルナンデスと予想します。ロサンゼルス・エンゼルスのギャレット・リチャーズは6月30日に登板する予定でしたが(恐らく)雨のため順延となりましたので5試合に登板して4勝0敗、34回3分の1を投げて35奪三振、防御率1.05、WHIP0.90、被打率0.161のままでした。6月のア・リーグは4勝投手が7人、3勝投手が16人います。ギャレット・リチャーズが30日に登板して5勝目をあげていれば受賞と考えていたのですが、4勝止まりだと7分の1の存在に過ぎません。となれば、圧倒的投球内容を誇るキング・ヘルナンデスで勝負します。








 

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