2014年7月9日水曜日

16年 阪急vs阪神 11回戦


11月1日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 0 0 0 0 0 3 阪急 46勝30敗1分 0.605 笠松実 森弘太郎
0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 阪神 38勝37敗 0.507 若林忠志

勝利投手 森弘太郎 26勝8敗
敗戦投手 若林忠志 17勝15敗

二塁打 (神)皆川

勝利打点 フランク山田伝 6


桑島甫、初打席初ヒット

 阪急は高松商業-慶大から今季入団した桑島甫がプロ入り初出場で八番サードに入る。 

 阪急は3回、一死後桑島がプロ入り初打席で初ヒットを中前に放って出塁、笠松実の遊ゴロの間に桑島は二進、トップに返り中島喬の中前打で一死一三塁、フランク山田伝の右前タイムリーで桑島が還り1点を先制、新富卯三郎が左翼線にタイムリーを放って2-0、レフト松下繁二が打球の処理にもたつく間に一走山田が快足を飛ばしてホームを駆け抜け3-0とする。

 阪神は3回裏、現在秋季シリーズ首位打者の森国五郎が左前打で出塁、カイザー田中義雄の三ゴロの間に森は二進、松木謙治郎の左前打で一死一三塁、御園生崇男の右犠飛で1-3とする。

 阪神は4回、一死後若林忠志が四球を選んで出塁、皆川定之のレフト線二塁打で若林が一塁から一気にホームに還り2-3と詰め寄る。阪急ベンチはここで先発の笠松実から森弘太郎にスイッチ、宮崎剛は中飛、森田実は三振に倒れて追加得点はならず。

 森弘太郎は4回以降7回まで一人の走者も出さず、8回一死後、松木に一塁内野安打を許すが御園生を中飛、松下を遊飛に打ち取る。9回も三者凡退に抑え、5回3分の2を投げて1安打無四球1三振無失点の完璧なリリーフで26勝目をあげる。


 プロ入り初出場初スタメン初打席で初ヒットを放った桑島甫は結局これがプロ野球生活で残した唯一のヒットとなった。通算10打数1安打で今季を終え、応召して戦死することとなる。








*完璧なリリーフを見せた森弘太郎。


















*桑島甫のプロでの唯一のヒットを伝えるスコアカード。













 

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