2014年7月19日土曜日

16年 阪急vs名古屋 12回戦


11月4日 (火) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 4 3 0 0 0 7 阪急     49勝30敗1分 0.620 橋本正吾 森弘太郎
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 名古屋 35勝45敗 0.438 西沢道夫 岡本敏男 森井茂

勝利投手 森弘太郎 28勝8敗
敗戦投手 西沢道夫   6勝13敗

二塁打 (名)石丸藤吉
三塁打 (急)森田

勝利打点 森田定雄 4

猛打賞 (急)新富卯三郎 4



森田定雄、決勝の満塁走者一掃三塁打

 名古屋は初回、先頭の石丸藤吉が右前打で出塁すると岩本章の投ゴロの間に二進、更に大沢清の右飛でタッチアップから三進、服部受弘の中前タイムリーで1点を先制する。

 4回まで名古屋先発の西沢道夫に抑えられてきた阪急は5回、一死後中島喬が右前打で出塁、フランク山田伝が四球を選んで一死一二塁、新富卯三郎の三塁内野安打で一死満塁、日比野武の三ゴロをサード芳賀直一がエラーする間に三走中島が還って1-1の同点、更に一死満塁で黒田健吾の記録は「1-4-2」で三走山田が本封となっているので、黒田のピッチャー返しを西沢道夫が弾いたところバックアップのセカンド石丸藤吉がホームに送球して山田をフォースアウトにしたと読むべきでしょう。ということで二死満塁、ここで森田定雄が左中間に走者一掃の三塁打を放って4-1、この一打で勝負は決した。

 リードを奪った阪急は5回裏から先発の橋本正吾に代えて森弘太郎を注ぎ込んで逃げ込みを図る。

 阪急は6回、先頭の田中幸男が左前打で出塁、森が四球を選んで無死一二塁、トップに返り中島が送って一死二三塁、山田の二ゴロで三走田中がホームに突っ込み、セカンド石丸藤吉がバックホームするがこれが悪送球となる間に田中に続いて二走森も生還して6-1、打者走者の山田は二塁に進み一死二塁、ピッチャー岡本敏男からの二塁牽制が悪送球となって山田は三塁に走り、白球を拾い上げたショート石丸進一が三塁に送球するがこれも悪送球となる間に山田が生還して7-1とする。新富の遊ゴロもショート石丸進一がエラー、打者走者の新富は二塁に進み日比野は中飛に倒れて二死二塁、黒田が中前打から二盗を決めて二死二三塁、森田が二ゴロに倒れて阪急の長い攻撃が終わった。

 リリーフの森弘太郎は5イニングを2安打2四球無三振無失点に抑えて28勝目をあげる。


 森田定雄が決勝の満塁走者一掃三塁打を放って2試合連続勝利打点を記録、当ブログでは森田を「最も無名の最強打者」と主張していますが、この一打で裏付けられました。







*森弘太郎は好リリーフを見せて28勝目をあげる。










*森田定雄が決勝三塁打を放った阪急打線。











 

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