2014年6月4日水曜日

16年 名古屋vs阪神 9回戦


10月9日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13  計
0 1 0 1 0 0 2 0 0  0   0   0   0   4 名古屋 31勝37敗 0.456 森井茂 河村章 松尾幸造 西沢道夫
0 0 2 2 0 0 0 0 0  0   0   0  1X  5 阪神    33勝34敗 0.493 三輪八郎 若林忠志
 
勝利投手 若林忠志 15勝13敗
敗戦投手 西沢道夫   4勝10敗

二塁打 (名)吉田 (神)森、宮崎

勝利打点 御園生崇男 1

猛打賞 (神)森国五郎 3

ファインプレー賞 (神)宮崎剛 1


阪神6犠打で名古屋を振りきる

 名古屋は2回、先頭の服部受弘がレフト線にヒット、吉田猪佐喜の一ゴロでランナーが入れ替わり、芳賀直一が中前打、石丸進一の三ゴロをサード野口昇がエラーして一死満塁、森井茂の打席でスクイズを試みるがウエストされて三走吉田は三本間に挟まれタッチアウト、二死二三塁から森井の投ゴロをピッチャー三輪八郎がエラーする間に三走芳賀が還って1点を先制する。

 阪神は3回、先頭の宮崎が三前にバントヒットを決めて出塁、皆川定之の送りバントが内野安打となって無死一二塁、カイザー田中義雄が投前に送りバントを決めて一死二三塁、松下繁二の三ゴロで三走宮崎がホームに走り、サード芳賀からのバックホームが悪送球となる間に生還して1-1の同点、名古屋は先発の森井から二番手の河村章にスイッチ、土井垣武の右犠飛で2-1と逆転に成功する。

 名古屋は4回、先頭の服部が中前打で出塁するとワイルドピッチで二進、吉田の左中間二塁打で2-2の同点に追い付く。芳賀が四球を選び石丸進一は捕邪飛に倒れて一死一二塁、三輪の牽制球に二走吉田が刺されて二死一塁、更に一走芳賀がディレードスチールを試みるが三輪からセカンド宮崎に送球されてタッチアウト。

 阪神は4回裏、一死後三輪に代わる代打山根実がストレートの四球で出塁、森国五郎の左中間二塁打で山根が還り3-2と勝ち越し、トップに返り宮崎も左中間を抜いて4-2とする。

 阪神は5回から若林忠志が二番手としてマウンドに上がる。

 阪神は5回裏、先頭の土井垣がストレートの四球で出塁、名古屋は三番手の松尾幸造にスイッチ、しかし上田正もストレートの四球、野口が送って一死二三塁、若林が四球を選んで一死満塁、森がスクイズを敢行するがピッチャー松尾から「1-2」と送球されて三走土井垣はフォースアウト、トップに返り宮崎も投前にセーフティバントを試みるが又も「1-2」と送球されてスリーアウトチェンジ。

 名古屋は6回、先頭の古川清蔵が左前打で出塁、大沢清のセカンドライナーを宮崎がファインプレー、飛び出していた一走古川も刺されてゲッツー。

 名古屋は7回、先頭の吉田がストレートの四球で出塁、芳賀は遊直に倒れるが石丸進一に代わる代打木村進一が右前打、松尾に代わる代打本田親喜監督が四球を選んで一死満塁、トップに返り石丸藤吉が左前に同点の2点タイムリーを放って4-4とする。

 名古屋は7回から四番手として西沢道夫を注ぎ込む。

 阪神は7回裏、先頭の野口が左前打で出塁、若林が送って一死二塁、森の左前打で二走野口は三塁ベースを蹴ってホームに向かうがレフト古川からのバックホームにタッチアウト。


 この後は若林と西沢の投げ合いが続き試合は延長13回に進む。

 阪神は13回裏、先頭の皆川の遊ゴロをショート木村が一塁に悪送球、皆川が二盗を決めて無死二塁、田中の三前バントが内野安打となって無死一三塁、ここで松尾五郎に代わる代打御園生崇男が右前にサヨナラ打を放って決着を付ける。


 阪神は11安打に加えて10四球を選んで17残塁であったが何とか押し切った。森国五郎が6打数3安打で猛打賞を獲得する。カイザー田中義雄が3犠打を記録するなど阪神は6個の送りバントを決めた。







 

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