10月9日 (木) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 2 0 0 2 0 0 5 朝日 22勝45敗1分 0.328 井筒研一 野村高義 福士勇
0 0 1 1 0 0 3 0 0 5 大洋 38勝28敗2分 0.576 三富恒雄 古谷倉之助 野口二郎 中山正嘉
二塁打 (大)濃人
勝利打点 なし
猛打賞 (大)森田実 4、濃人渉 2
ファインプレー賞 (大)濃人渉 6
日没引分け
朝日は初回、先頭の五味芳夫の遊ゴロをショート濃人渉がエラー、坪内道則の送りバントが野選を誘って無死一二塁、戸川信夫は三振に倒れるが伊勢川真澄が中前に先制タイムリーを放って1-0、岩田次男の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。
朝日は早くも2回から先発の井筒研一に代わって野村高義がマウンドに上がる。
大洋は3回、先頭の織辺由三が左前打で出塁、トップに返り苅田久徳が四球、中村信一が送って一死二三塁、森田実の打席でスクイズを敢行するが外されて三走織辺が三本間でタッチアウト、二死三塁からワイルドピッチの間に三走苅田が還り1-1の同点とする。
朝日は4回、先頭の伊勢川がストレートの四球で出塁、岩田の三前送りバントをサード中村が失して無死一二塁、大洋ベンチはここで先発の三富恒雄からベテラン古谷倉之助にスイッチ、鬼頭政一は二飛に倒れるが広田修三が四球を選んで一死満塁、野村が押出し四球を選んで2-1と勝ち越し、ピッチャーが古谷から三番手の野口二郎に代わるが、室脇正信も押出し四球を選んで3-1とする。
大洋は4回裏、石井豊、濃人が連続四球、佐藤武夫が送って一死二三塁、朝日は三番手の福士勇を投入、西岡義晴の一ゴロの間に三走石井が還って2-3とする。
朝日は7回、先頭の五味がストレートの四球で出塁、坪内が送って一死二塁、戸川が右前にタイムリーを放って4-2、伊勢川の中前打で一死一二塁、岩田の三ゴロは「5-4-3」と転送されるが一塁セーフ、この間に二走戸川が三塁ベースを蹴って一気にホームを駆け抜け5-2とダメ押す、かに見えた。
ところが大洋は7回裏、一死後中村が三塁に内野安打、森田が左翼線にヒット、野口の二ゴロをセカンド戸川が失して一死満塁、石井が押出し四球を選んで3-5、濃人が三塁線を破る同点二塁打を放って5-5と追い付く。
その後は両軍無得点、9回裏終了時点で午後5時となり日没引分け再試合となった。2014年時点の東京の日の入りは5時15分、昭和16年当時もそう変わらなかったと考えられ、9回裏で5時であれば薄暗くなってきている筈でしょう。
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