2012年6月30日土曜日

15年 タイガースvs名古屋 2回戦


3月27日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 1 2  3 タイガース 3勝4敗1分 0.429 木下勇 若林忠志
0 2 3 0 0 0 0 1 X  6 名古屋      7勝1敗 0.875 松尾幸造 村松幸雄

勝利投手 松尾幸造 1勝1敗
敗戦投手 木下勇   1勝2敗

二塁打 (タ)本堂、若林
本塁打 (名)中村 1号

勝利打点 三浦敏一 1


快調名古屋、首位を独走

 名古屋は2回、一死後吉田猪佐喜の二ゴロをセカンド本堂保次がエラー、吉田がディレードスチールを決めて一死二塁、中村三郎は一邪飛に倒れるが、三浦敏一が中前に先制タイムリー、芳賀直一の左中間二塁打で三浦が還り2点を先制する。

 名古屋は3回、先頭の村瀬一三がツースリーから四球で出塁すると二盗に成功、石田政良が三塁に内野安打、桝嘉一が中前にタイムリーを放ってタイガース先発の木下勇をKO、二番手に若林忠志が登板する。大沢清の二ゴロで桝が二封されて一死一三塁、大沢が二盗を決めて一死二三塁、吉田が中前に2点タイムリーを放って5-0とする。

 名古屋先発の松尾幸造は快調なピッチングを見せる。1回、2回は三者凡退。3回、先頭の富松信彦を二塁内野安打で出すが木下勇を二ゴロ併殺に打ち取る。ここからセカンド中村、サード芳賀に連続エラーが出て二死一二塁とするがキャッチャー三浦が二塁牽制で二走富松信彦を刺して事なきを得る。4回は二死後カイザー田中義雄、松木謙治郎に連続右前打を許すが岡田宗芳を遊ゴロに打ち取る。5回、先頭の富松に初四球を与え、一死後森国五郎の内野安打と中村のエラーで一死二三塁のピンチを迎えるが、ジミー堀尾文人の三ゴロに三走富松が飛び出して三本間でタッチアウト、更に二走森も二三塁間に挟まれてタッチアウト。6回、7回もヒットを1本ずつ許すが無失点で切り抜け、7回まで6安打1四球2三振無失点に抑える。

 タイガースは8回、一死後皆川定之が左翼線にヒット、本堂がツースリーからの6球目を右中間に二塁打、皆川が還って1点を返し1-5とする。

 名古屋は8回裏、中村が左翼スタンドにホームランを放って6-1とする。

 タイガースは9回、富松に代わる代打伊賀上良平が中前打で出塁、若林が左中間に二塁打を放って伊賀上を迎え入れ2-6とする。名古屋ベンチはここで好投を続けてきた松尾をあきらめて村松幸雄をリリーフに送る。森に代わる代打中田金一が中前にタイムリーを放って3-6、しかし堀尾の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー、最後は皆川が中飛に倒れて名古屋が逃げ切る。

 名古屋打線は万遍なく当っており、9回にリリーフに出た村松幸雄を除く全員安打で12安打を記録する。本日は2回、3回に記録した3盗塁が効果的であった。

 村松幸雄はセーブシチュエーションでの登板ではないのでセーブは記録されない。但し、日本プロ野球界は1997年までセーブシチュエーションの解釈を間違えており、「走者+3」点差以内で1イニングを投げればセーブが記録されると曲解していた。村松は6対2と4点リードの無死二塁でリリーフ登板して1イニングを投げて完了しているので1997年までの間違った解釈であればセーブが記録されていたところであった。






      *好調を続ける名古屋打線。











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