当時は日本選手権の個人表彰がありませんので聯盟に代わり当ブログで選出させていただきます。
最高殊勲選手賞
タイガース 西村幸生
今回の日本選手権の鍵は第一戦と第三戦にあった。第一戦、二戦が甲子園で11月26、27日、中三日おいて12月1日から後楽園で第三戦以降が行われるというスケジュールが11月23日に発表されているが、ジャイアンツはスタルヒン一人で西村、若林、御園生に立ち向かわなければならず、第一戦と第三戦をスタルヒンでとらなければ勝ち目がないことは明白であった。タイガースはその第一戦と三戦に西村幸生をぶつけて四連勝に結び付けたのである。
敢闘選手賞
ジャイアンツ 白石敏男
負けチームに贈られる敢闘賞は15打数6安打3打点、二塁打2本、三塁打1本と孤軍奮闘の活躍を見せた白石敏男が受賞した。
優秀選手賞
タイガース 本堂保次
2回戦で決勝打、3回戦では貴重なダメ押し三塁打。18打数5安打3打点。第一戦10回表に見せたファインプレー、第三戦で中島治康の二打席連続6-4-3の併殺を成功させるなど守備での貢献も大きかった。
タイガース 御園生崇男
リリーフで三連投。
ジャイアンツ 川上哲治
16打数5安打。ジャイアンツでは白石、川上の下位打線の活躍が目立ったが主力が抑え込まれたことが敗因ともなった。シーズン中は千葉茂の活躍の陰に隠れていたが、来季は主力となる活躍が期待される。
なお、16打数6安打の松木謙治郎に贈られる予定であったが「わしゃいらん、若いもんにやってくれ。」と辞退した。
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