昭和13年11月17日付け読売新聞は「最高殊勲選手は“猛打王”中島」の見出しで昭和13年秋季リーグ戦MVPに中島治康が選出されたと伝えている。選考委員会は14日午後6時から菊正ビルで開催され、東京運動記者倶楽部から友田(同盟)、徳永(国民)、安藤(都)、宇野(読売)、大阪運動記者倶楽部から秋山(同盟)、三宅(読売)の諸氏並びに広瀬謙三聯盟公式記録員、池田、金政審判員、オブザーバーとして市岡忠男聯盟総務、詫間副理事長、磯本書記が出席し、広瀬公式記録員を議長として審議を進めた。因みに都新聞の安藤教雄記者のペンネームは「大和球士」、読売新聞の宇野庄治記者は後の巨人軍代表です。
まず、各委員が二名連記の無記名投票を行った結果、中島治康が9票、スタルヒンが8票、藤村富美男が1票を獲得した。この後中島にするかスタルヒンにするかの激論が二時間続き、中島治康に決定した。
中島、スタルヒン、藤村の活躍は当ブログでお伝えしてきたとおりです。
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