7月16日 (木) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 0 0 2 3 阪神 27勝25敗2分 0.519 木下勇 若林忠志
0 0 0 0 0 3 0 1 X 4 黒鷲 13勝35敗3分 0.271 石原繁三
勝利投手 石原繁三 8勝15敗
敗戦投手 木下勇 6勝5敗
勝利打点 なし
石原繁三、完投で8勝目
阪神打線は5回まで黒鷲先発の石原繁三に抑えられて1安打無得点。一方、黒鷲打線も阪神先発の木下勇に5回まで1安打無得点。試合は6回から動き出した。
阪神は6回、先頭の塚本博睦が四球を選んで出塁、松尾五郎が送って一死二塁、カイザー田中義雄の三ゴロをサード玉腰忠義がエラーする間に二塁から塚本が還って1点を先制する。
黒鷲は6回裏、先頭の山田潔がストレートの四球を選んで出塁、寺内一隆も四球で無死一二塁、ここで玉腰が投前に送りバント、ピッチャー木下勇は間に合わない三塁に投げてしかもこれが悪送球、二走山田に続いて一走寺内まで還って2-1と逆転、記録は犠打と野選とエラー、打者走者の玉腰も二塁に進む。阪神ベンチはここで先発の木下勇から若林忠志にスイッチ、木下政文は三振に倒れて一死二塁、富松信彦が左前打から二盗を決めて一死二三塁、杉山東洋夫の二ゴロで三走玉腰が飛び出しセカンド平林栄治からサード土井垣武に送られてタッチアウト、この間に二走冨松は三塁、打者走者の杉山は二塁に進んで二死二三塁、杉江文二の中前タイムリーで富松が還って3-1、二走杉山も三塁ベースを蹴ってホームに向かうがセンター塚本からのバックホームにタッチアウト。
黒鷲は8回、先頭の玉腰がレフト線にヒット、木下政文は三振に倒れるが、富松が四球を選んで一死一二塁、杉山は遊飛に倒れて二死一二塁、杉江の遊ゴロをショート野口昇がエラーする間に二塁から玉腰が還って4-1とリードを広げる。
阪神は9回、先頭の土井垣が中前打、藤井勇も中前打を放って無死一二塁、次のプレーは御園生崇男の投ゴロの間に二走土井垣がホームに還り一走藤井は二塁ストップと記録されている。理解に苦しむプレーですが、二走土井垣の単独三盗に御園生の投ゴロが重なったと見るのが妥当でしょうか。ということで2-4となってなお一死二塁、野口がストレートの四球を選んで一死一二塁、若林の左前打で一死満塁、金田正泰の二ゴロの間に三走藤井が還って3-4と1点差に詰め寄ってなお二死二三塁、しかし松本貞一は投ゴロに倒れて阪神は粘りを見せたが反撃もここまで。黒鷲が辛くも逃げ切った。
石原繁三は4安打5四球3三振の完投で8勝目をあげる。
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