7月24日 (金) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 名古屋 20勝36敗2分 0.357 西沢道夫 河村章
0 0 0 0 2 0 0 0 X 2 阪神 32勝25敗2分 0.561 御園生崇男
勝利投手 御園生崇男 8勝6敗
敗戦投手 西沢道夫 3勝5敗
勝利打点 土井垣武 6
御園生崇男、投げて3安打、打って2安打
名古屋は初回、先頭の石丸藤吉が四球を選んで出塁、桝嘉一は中飛に倒れるが、本田親喜の投ゴロはピッチャー御園生崇男がグラブに当てバックアップのセカンド松本貞一からファースト藤井勇に送られて一塁アウト、この間に石丸は一気に三進、吉田猪佐喜が右前にタイムリーを放って1点を先制する。
阪神は1回裏、二死後カイザー田中義雄、土井垣武が連続四球、しかし藤井は中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。
阪神は3回、一死後御園生が中前打で出塁、しかし田中のサードライナーに御園生が戻れず「5-3」と渡ってダブルプレー。ここは「打走法」が掛かっていた可能性があるが、エンドランの場合、詰まってもゴロが鉄則でライナーは禁物です。
阪神は5回、先頭の野口昇が四球を選んで出塁、塚本博睦の投前送りバントはピッチャー西沢道夫が二塁に送球してフォースアウト、「1-4」と記録されているのでセカンド石丸藤吉が二塁ベースカバーに入った訳で、名古屋はバントシフトをとっていなかったようだ。石丸が「打走法」を警戒してシフトをとっていなかった可能性も考えられる。こういうケースの「1-4」で、こういう想像ができるのがスコアカード解読の醍醐味です。トップに返り松本貞一の三前バントが内野安打となって一死一二塁、御園生は左飛に倒れて二死一二塁、田中が中前に同点タイムリーを放って1-1、名古屋ベンチはここで先発の西沢から河村章にスイッチ、しかし土井垣が左前にタイムリーを放って2-1と逆転に成功する。
その後は両軍無得点、好調阪神が5連勝を飾った。
御園生崇男は91球で3安打2四球2三振の完投、8勝目をあげる。打っても4打数2安打を記録した。
名古屋先発の西沢道夫は4回3分の2を投げて72球、二番手の河村章は3回3分の1を投げて25球、両軍ともに100球以下の投球数で試合時間は1時間6分、西沢が四球を5個も出していなければ試合時間は1時間を切っていたでしょう。
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