2015年5月27日水曜日

17年 朝日vs大洋 7回戦


7月24日 (金) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 朝日 24勝31敗2分 0.436 福士勇
0 0 0 0 0 0 4 1 X 5 大洋 31勝20敗4分 0.608 野口二郎

勝利投手 野口二郎 20勝9敗
敗戦投手 福士勇      8勝6敗

二塁打 (大)濃人

勝利打点 なし


野口二郎、7度の三者凡退で20勝

 大洋は初回、先頭の中村信一の二ゴロをセカンド鬼頭政一がエラー、濃人渉が送って一死二塁と先制のチャンス、しかし浅岡三郎は捕邪飛、野口二郎は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 大洋は4回、二死後野口明の三ゴロをサード岩田次男がエラー、続く村松長太郎は遊ゴロに倒れて野口は二封される。

 大洋は7回、先頭の野口明の二ゴロをセカンド鬼頭がエラー、しかし野口は「1-6B」と送球されてタッチアウト、盗塁失敗は記録されていないのでディレードスチールではないようですが何らかのトリックプレーを試みたのかもしれない。続く村松が四球で出塁、山川喜作が中前打で続いて一死一二塁、佐藤武夫は左飛に倒れて二死一二塁、ダブルスチールを決めて二死二三塁、この時キャッチャー伊勢川真澄は二塁に送球したようで、伊勢川からの送球を捕球したセカンド鬼頭が三塁に進んだ村松がオーバーランしたのを見て三塁に送球するが、これが低く逸れて悪送球となる間に村松が生還して1点を先制する。山川も三塁に進んで二死三塁、織辺由三が四球を選んで二死一三塁、トップに返り中村が左前にタイムリーを放ち2-0、この打球をレフト室脇正信が後逸する間に一走織辺も還って3-0、中村は三塁に進み、続く濃人のレフト線二塁打で4-0とする。福士勇の自責点はゼロであった。

 大洋は8回、先頭の野口二郎が中前打で出塁、続く野口明の二ゴロをセカンド鬼頭がこの日4つ目のエラー、村松は中飛に倒れ、山川の遊ゴロで野口明が二封されて二死一三塁、ここで山川がディレードスチールから一二塁間に挟まれる間に三走野口二郎がホームに還り5-0、山川は「2-6-3」でタッチアウトとなるがこれは想定の範囲内。


 野口二郎が快投を見せた。2回一死後、浅原直人に中前打、岩田にバントヒットを許すが、広田修三を三振、福士を遊ゴロに打ち取る。3回、先頭の五味芳夫の遊ゴロをショート濃人がエラー、トップに返り坪内道則の遊ゴロを濃人が一塁に送球して一死二塁、ここで二塁に進んだ五味が送球の隙に三塁を狙うがファースト野口明からの三塁送球にタッチアウト、「6-3-5」の併殺が記録される。


 野口二郎は4回以降、一人の走者も出さず三者凡退を積み重ね、1回の三者凡退も含めて7度の三者凡退を記録、2安打無四球7三振で今季9度目の完封、20勝目をあげる。


 朝日は鬼頭政一の4つを含めて6失策、福士勇は5失点ながら自責点はゼロであった。



 

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