4月4日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 黒鷲 1勝5敗 1.667 松本操
0 0 0 1 0 1 3 1 X 6 阪急 4勝2敗 0.667 橋本正吾 天保義夫
勝利投手 天保義夫 1勝1敗
敗戦投手 松本操 0勝1敗
二塁打 (急)山田、山下
三塁打 (黒)松本
本塁打 (急)日比野 1号
勝利打点 中村栄 1
天保義夫、プロ入り初勝利
黒鷲先発のサウスポー松本操の前に3回まで外野にも打球が飛ばせず三者凡退を繰り返してきた阪急は4回、先頭の中島喬が四球で出塁、フランク山田伝がレフト線に二塁打を放って無死二三塁、黒田健吾の三ゴロで三走中島がホームを突くがサード木下政文からのバックホームにタッチアウト、山下好一が四球を選んで一死満塁、森田定雄は浅い中飛に倒れるが、中村栄が押出し四球を選んで1点を先制する。
阪急は6回、一死後黒田がストレートの四球を選んで出塁、山下好一の左中間二塁打で黒田が還り2-0とする。
阪急は7回、先頭の江口行雄が中前打で出塁、橋本正吾のライト線ヒットで無死一三塁、トップに返り中島の三ゴロで一走橋本が二封されるが三走江口は自重して一死一三塁、山田が四球を選んで一死満塁、黒田が7球ファウルで粘って押出し四球を選び3-0、山下好一の左前タイムリーで2点を加え5-1と突き放す。
阪急は8回、先頭の日比野がレフトスタンドにホームランを叩き込んで6-0とダメ押す。
阪急先発の橋本正吾は4回まで2安打2四球無失点、5回、先頭の松本に四球を与えたところで降板し、二番手として天保義夫がマウンドに上がる。天保はテンポよく投げて8回まで1安打無失点。プロ入り初勝利まであと1イニングとなった。
黒鷲は9回、先頭の富松信彦が二塁に内野安打、小松原博喜の三ゴロをサード黒田が二塁に送球するがセカンド江口が落球、鈴木秀雄の二ゴロで二者進塁して一死二三塁、ここで松本が右中間に三塁打を放って二者を迎え入れ2-6、宗宮房之助が左前にタイムリーを放ち3-6と追い上げるが反撃もここまで。
天保義夫は5イニングを4安打1四球無三振、9回に3失点したがプロ入り初勝利を飾る。
松本操が2点タイムリー三塁打を放った。松本はプロでは通算2勝18敗、打っては99打数18安打の成績で三塁打はこの日の1本だけである。姫路小-広鉄局から昭和12年にイーグルスに入り、13年秋を最後に兵役に就き、今季プロのマウンドに戻ってきた松本がプロ生活で唯一放った三塁打でした。あの場面で代打を起用されなかったということは、黒鷲首脳陣は松本の打撃を買っていたのである。
*天保義夫はプロ入り初勝利。
*松本操はプロ生活で唯一の三塁打を放つ。
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