2014年9月28日日曜日

17年 朝日vs大洋 1回戦


4月11日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0  1 朝日 1勝8敗 0.111 林安夫
0 0 0 1 0 0 0 0 0  0   0  1X 2 大洋 5勝4敗 0.556 浅岡三郎 野口二郎

勝利投手 野口二郎 2勝2敗
敗戦投手 林安夫     0勝4敗

二塁打 (朝)浅原 (大)中村、織辺、村松

勝利打点 なし


野口二郎、好フィールディング

 朝日は初回、一死後五味芳夫が中前打、鬼頭政一の右翼線ヒットで五味が三塁に達して一死一三塁、鬼頭がスタートを切りキャッチャー佐藤武夫が二塁に送球するがセカンド苅田久徳が落球、この間に三走五味が還って1点を先制する。

 大洋は4回、先頭の中村信一が右中間に二塁打、苅田が送って一死三塁、濃人渉の遊ゴロの間に中村が還って1-1の同点に追い付く。

 朝日先発の林安夫は5回、佐藤武夫に中前打を許した以降は9回まで大洋打線を無安打に抑える。

 朝日は6回、7回と先頭打者をヒットで出すが何れも併殺でチャンスを潰し、こちらも9回まで無得点で試合は延長線に突入。

 朝日は10回表、二死後浅原直人が左中間を抜いて二塁を回り三塁に向かうが金政卯一塁審に衝突、二塁に戻って二塁打、トップに返り坪内道則は一ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 大洋は10回裏、二死後織辺由三がレフト線二塁打を放つが、トップに返り中村は二ゴロに倒れて無得点。

 朝日は11回表、先頭の五味が右前打で出塁、鬼頭の投前送りバントをピッチャー野口二郎が二塁に送球して五味を二封、伊勢川真澄は投ゴロ、広田修三も中飛に倒れて無得点。

 大洋は11回裏も二死後村松長太郎が左中間二塁打を放つが浅岡三郎は一邪飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 大洋は12回裏、先頭の野口二郎が中前打で出塁、祖父江東一郎の投前送りバントをピッチャー林が二塁に送球するがセーフ、犠打野選が記録されて無死一二塁、佐藤武夫の一前送りバントをファースト広田が三塁に送球するがセーフ、二者連続犠打野選が記録されて無死満塁、織辺の遊ゴロをショート五味が痛恨のサヨナラエラー、大洋が接戦を制す。


 今季541回3分の1を投げることとなる林安夫と529回3分の1を投げることとなる野口二郎の初顔合わせとなった。林は11回3分の0を6安打4四球1三振で完投したがデビュー以来4連敗。5回からリリーフ登板した野口二郎は4安打1四球3三振無失点の好投で2勝目をあげる。


 明暗を分けたのは両者のフィールディングの差であった。野口二郎は11回表の守備で鬼頭政一の送りバントを二塁に送球して一走五味芳夫を刺したが、林安夫は11回裏の守備でバント処理を誤り野選を記録、この後決勝点を奪われたのである。





*野口二郎と林安夫の初対決は野口が貫録を見せた。












*野口二郎は11回表の守備で好フィールディングを見せた。三番鬼頭政一の「1」の上に「BN」と書かれていますが、山内以九士独自の記載法です。一走五味芳夫が「1-6」で刺されており、鬼頭政一の送りバントをピッチャー野口二郎が二塁に送球して五味を刺したことが分かります。











*一方、林安夫は12回裏の守備で祖父江東一郎の送りバントを間に合わない二塁に送球してフィルダースチョイス、決勝点につなげてしまいました。













*「雑記」欄には二塁打を放った浅原直人が審判と衝突したと記入されています。












 

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