2014年9月4日木曜日

17年 名古屋vs朝日 2回戦


4月1日 (水) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 1 2 0 0 0 6 名古屋 2勝2敗 0.500 石丸進一
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 朝日     0勝4敗 0.000 林安夫

勝利投手 石丸進一 1勝0敗
敗戦投手 林安夫     0勝2敗

二塁打 (名)吉田、石丸進一

勝利打点 桝嘉一 1

猛打賞 (名)石丸藤吉 1


石丸進一、プロ入り初登板

 名古屋は石丸進一がプロ入り初登板初先発、林安夫との対決となった。

 名古屋は3回、先頭の木村進一が三塁に内野安打、パスボールで木村は二進、石丸進一は左飛に倒れるが、トップに返り石丸藤吉が中前打を放ち一死一三塁、桝嘉一が左前にタイムリーを放って1点を先制、本田親喜は投飛に倒れて二死一二塁、吉田猪佐喜が中越えに二塁打を放って二者を迎え入れ3-0とする。

 名古屋は5回、一死後石丸藤吉が左前打で出塁、桝の右翼線ヒットで一死一三塁、本田親喜は捕邪犠飛に倒れるがこの隙を突いて三走石丸藤吉がホームインして4-0とする。本田には打点は記録されていないので「捕邪犠飛」ではない。

 名古屋は6回、先頭の古川清蔵が三塁に内野安打、芳賀直一の遊ゴロの間に古川は二進、飯塚誠は中飛に倒れるが、木村の遊飛をショート五味芳夫が落球する間に二走古川がホームイン、石丸進一がレフト線に二塁打を放って6-0とリードを広げる。

 味方が順調に得点を重ねる中、石丸進一の快投が続いた。

 1回、坪内道則を三ゴロ、五味を遊ゴロ、鬼頭政一を三ゴロに退ける。2回、岩田次男からプロ入り初の奪三振を記録、広田修三に初の四球を与えるが、伊勢川真澄を中飛、室脇正信を遊ゴロに打ち取り一走広田を二封する。3回、斉藤忠二を捕邪飛、林安夫の二ゴロはセカンド石丸藤吉がエラーするが、トップに返り坪内の三ゴロで林を二封、五味も三ゴロに打ち取りここまで無失点。

 4回、先頭の鬼頭を四球で歩かせるが一塁牽制で刺し、岩田を三振、広田も連続三振に退ける。5回、伊勢川を中飛、室脇を三ゴロ、斉藤を一邪飛に打ち取る。6回、林を三ゴロ、坪内には四球を与えるが、五味を中飛、鬼頭を左飛に打ち取る。


 6回まで無安打ピッチングを続け、プロ入り初登板を無安打無得点で飾る快挙が見えてきたが、3回までに外野に運ばれたのは伊勢川真澄の中飛1本であったが、4回以降は伊勢川、五味、鬼頭に外野まで飛球を運ばれ、やや球威が落ちてきたとも見て取れる。


 7回、懸念が的中した。先頭の岩田にプロ入り初の被安打となるレフト線ヒットを打たれる。しかし広田を三振、伊勢川を右飛、室脇を遊ゴロに打ち取り踏ん張った。8回、7回から林安夫に代わってライトからマウンドに上がっている斉藤を二ゴロ、林に代わってライトに入っている浅原直人を三振、坪内の三ゴロはサード芳賀がエラーして二死一塁、続く五味に4球ファウルで粘られるが三振に打ち取り、6点のリードをバックに最終回を迎える。

 9回、先頭の鬼頭に中前打を許し、岩田を三ゴロに打ち取りゲッツーと見られたが、サード芳賀の二塁送球が大きく逸れて一走岩田は三塁に進み無死一三塁とこの試合初のピンチ、しかし広田を浅い左飛に打ち取り一死一三塁、伊勢川の二ゴロはセカンド石丸藤吉からショート木村進一、更にファースト本田親喜監督へと転送されてダブルプレー、石丸進一は132球でプロ入り初登板を2安打3四球6三振の完封で飾った。


 当ブログはこれから「投手・石丸進一」の真実を伝えていくこととなります。「虚飾に飾られた石丸」ではない、「真実の石丸」をお伝えしていきます。




*石丸進一は132球で2安打完封、プロ入り初勝利を記録した。













*プロ入り初登板の石丸進一に6点をプレゼントした名古屋打線。兄・石丸藤吉は猛打賞、石丸進一もタイムリー二塁打を含む2安打を放った。













*石丸進一に2安打に抑え込まれた朝日打線。













 

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