2012年2月28日火曜日

14年 金鯱vsイーグルス 9回戦


9月15日 (金) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 1 0 3 4 金鯱     27勝41敗2分 0.397 大宮清 鈴木鶴雄 中山正嘉
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 イーグルス 21勝48敗1分 0.304 望月潤一 亀田忠  


勝利投手 鈴木鶴雄 2勝2敗
敗戦投手 亀田忠  11勝20敗
セーブ      中山正嘉 3


二塁打 (イ)菅


中山正嘉、3セーブ目


 イーグルスは初回、先頭の岩垣二郎が右前打で出塁、杉田屋守の三ゴロの間に岩垣は二進、太田健一が四球、高須清も四球を選んで一死満塁、菅利雄が左翼線に二塁打を放って2点を先制する。

 金鯱先発の大宮清は2回にも望月潤一に左前打を許すが3回以降6回まではイーグルス打線を無安打に抑える。

 一方、イーグルス先発の望月も翌日の読売新聞によると「可なりスピードの乗った曲直球は金鯱の打棒を完全に抑えつけ」、6回まで金鯱打線を2安打無得点に封じ込める。ヒットを許したのは2回だけで5回に先頭の瀬井清を四球で歩かせるが続く大宮清の二飛に瀬井が飛び出し併殺で切り抜け、残りの4ニングは三者凡退に抑える。

 金鯱は7回、先頭の野村高義が四球で出塁、小林利蔵の左前打で無死一二塁、ここでイーグルスベンチは先発の望月から亀田忠にスイッチ、ところが亀田がボークを犯して無死二三塁、小林茂太の左犠飛で1-2と追い上げる。

 金鯱は7回裏から先発の大宮に代えて鈴木鶴雄をマウンドに送る。鈴木は7回、8回を三者凡退に抑える。

 金鯱は9回、先頭の小林利蔵が左前打で出塁、小林茂太も左前打を放って無死一二塁、山本次郎の左前打で二走小林利蔵は三塁ベースを蹴ってホームに向かうがレフト野村高義からのバックホームにタッチアウト。但し野村には補殺が記録されていないので何か変則的な走塁であったようで、翌日の読売新聞には「小林利の暴走で一死を得た」と書かれている。鈴木に代わる代打中山正嘉が四球を選んで一死満塁、長島進に代わる代打森田実は三振に倒れて二死満塁、佐々木常助の当りは緩いライナーとなってファースト方向に飛ぶがこれを菅利雄が落球して2-2の同点とする。当り損ねのライナーは野手からするとタイミングが外されることがあるが佐々木の落球は正にそんな感じだったのではないか。トップに返り五味芳夫が右前にタイムリーを放って3-2と逆転、濃人渉が押出し四球を選んで4-2とする。

 9回裏の金鯱のマウンドには鈴木鶴雄の代打に出た中山正嘉がそのまま上る。

 イーグルスは9回裏、先頭の高須が四球で出塁、菅は二飛に倒れ、木下政文は三振、伏見五郎が右前打を放って二死一二塁、山田潔に代わる代打古川正男の遊ゴロが野選を誘い二死満塁、しかし最後は期待の亀田が三振に倒れて万事休す。

 金鯱は総勢19人を注ぎ込んでの逆転勝利となった。中山正嘉には当ブログルールにより今季3つ目のセーブが記録されてセーブ王争いの単独トップに躍り出た。






               *金鯱は19人を繰り出して逆転勝ち。







            *中山正嘉二は当ブログルールによりセーブが記録される。



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