8月26日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ライオン 21勝37敗5分 0.362 福士勇
1 0 0 0 0 0 0 0 X 1 セネタース 33勝26敗4分 0.559 浅岡三郎
勝利投手 浅岡三郎 5勝3敗
敗戦投手 福士勇 9勝12敗
浅岡三郎、今季初完封
ライオンは初回、先頭の坪内道則が右前打で出塁、しかし二番玉腰年男の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。
セネタースは1回裏、先頭の苅田久徳が一塁内野安打で出塁、ここまでは1回表のライオンと同じであるがここからが違った。二番横沢七郎は粘って四球、捕逸で二者進塁して一死二三塁、尾茂田叶は一邪飛に倒れるが野口二郎の遊ゴロの間に三走苅田が生還して1点を先制する。
勝敗を分けたのは初回の両チームの二番バッターであった。ライオンの玉腰年男は右打ちを得意としており二番打者としての活躍ぶりはこれまでもお伝えしてきているとおりですが、この打席では引っ張って三ゴロ併殺に倒れた。セネタースの横沢七郎は良く四球でつなぎ、唯一の得点に寄与した。翌日の読売新聞は岡本利之の捕逸について「福士が尾茂田に投げた一球は“捕手のサイン”を見誤って岡本の予期に反した低目の速球となったので不運の逸球となり・・・」と伝えている。
浅岡三郎は「スミ一」を守り抜いて2安打2四球5三振の完封で5勝目をあげる。福士勇も8回を完投して6安打4四球1三振1失点、自責点ゼロの好投を見せた。
翌日の読売新聞によると「洵に綺麗な投手戦であった、浅岡が緩急自在のスピード変化に加えてドロップを巧みに使いラ軍打者の欠点を衝いていけば福士も劣らず懸命の力投にセ軍打者の低目を攻めて快打の頻発を許さなかった。」とのことです。
*浅岡三郎は2安打で今季初完封を飾る。
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