2012年2月7日火曜日

14年 8月 月間MVP

月間MVP



投手部門


金鯱 中山正嘉 ②


 今月は4人の候補が見事なピッチングを見せた。


 スタルヒンは9試合に登板して57回を投げて7勝2敗1完封、但し完封勝利は5回コールド。防御率1.42、WHIP1.04、奪三振率6.00であった。中尾輝三が一本立ちしてきたことによりスタルヒンの負担が軽減されてきた。27日のタイガースとの夏季シリーズ優勝決定戦では敗れており、依然としてここ一番での精神的弱さが顔を見せている。


 野口二郎は11試合に登板して84回を投げて6勝2敗1セーブ2完封、防御率1.29、WHIP1.02、奪三振率3.64であった。三振を狙えばもっと獲れるであろうが、金子裕が応召して登板回数が激増しており、投げない時は四番ファーストに入るので省エネ投法に徹している。


 若林忠志は10試合に登板して72回を投げて7勝1敗1完封、防御率1.75、WHIP1.21、奪三振率3.30であった。8月中旬に調子を崩して打ちこまれたためスタッツが悪化した。


 中山正嘉は8試合に登板して65回を投げて5勝3敗4完封、防御率0.97、WHIP1.02、奪三振率3.32であった。5勝のうち完封勝利が3試合連続を含む4つ、残りも自責点ゼロの完投勝利であった。投球内容で他の三人を凌いでいることから中山の受賞となった。



打撃部門

ジャイアンツ アチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ) ①

 リベラは今月13試合に出場して43打数18安打6得点12打点。本塁打は1本であるがこれが巨人軍史上初の満塁ホームランとなった。前日フィリピンから愛妻が来日して観戦している目の前で放った快挙である。打率4割1分9厘、出塁率4割6分8厘、長打率5割5分8厘、OPS1.026であった。


 水原茂は58打数20安打、打率3割4分5厘であった。守備に比して打撃が弱いと言われてきたがリベラに次ぐ高打率をマークして夏季シリーズ通算3割1分で第四位となった。因みにリベラは夏季シリーズ通算3割4厘で第六位である。

 川上哲治は夏季シリーズ3割6分8厘で春季に続き二季連続首位打者となったが今月は49打数14安打、打率2割8分6厘と少し調子を崩している。

 大沢清は今月67打数22安打、打率3割2分8厘。夏季シリーズ通算でも3割7厘で第五位と健闘している。24日のタイガース戦で6打数0安打だったのが痛かった。

 景浦将は今月16試合に出場して63打数18安打8得点12打点4本塁打、打率2割8分6厘であった。但し15日のセネタース戦以降の8試合で34打数12安打7得点11打点4本塁打、打率3割5分3厘をマークしている。前半の不振が無ければ月間MVPは景浦のものであったであろう。

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