2011年7月17日日曜日

14年 阪急vsイーグルス 1回戦

3月20日 (月) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 1 0 0 0 0 1 0 4 阪急     1勝1敗    0.500 石田光彦
0 0 0 0 0 1 0 0 1 2 イーグルス 0勝1敗1分 0.000 望月潤一


勝利投手 石田光彦 1勝0敗
敗戦投手 望月潤一 0勝1敗


三塁打 (イ)望月
本塁打 (イ)亀田 1号

山下好一、3安打2打点


 イーグルスはバッキー・ハリス、中根之、野村実、大貫賢のベテラン勢が抜けてチームが若返った。但し即戦力と思える補強が無く層が薄くなり、怪我や応召によりレギュラークラスが抜けた時が心配。投手陣はエース亀田忠、飛躍が期待される左の望月潤一、左右の軟投派中河美芳、古川正男と9球団随一のバランスが取れている。 

 阪急は初回、先頭の西村正夫が中前打で出塁、フランク山田伝が三前にバントヒットを決めて更にサード木下政文からの一塁送球が悪送球となって無死二三塁、山下実の左犠飛で1点を先制、山下好一が右前にタイムリーを放って2-0とする。

 阪急は3回、先頭の西村が左翼線ヒットで出塁、山田も左前打で続いて無死一二塁、山下実の一ゴロは3-6-3と渡ってゲッツー、二死三塁となって山下好一が中前に二打席連続タイムリーを放って3-0とする。

 5回まで石田光彦の前に1安打無得点に抑えられてきたイーグルスは6回、一死後三番寺内一隆の三ゴロをサード上田藤夫が一塁に悪送球して寺内は二塁に進む。四番中河の左前打で一死一三塁、太田健一の二ゴロの間に寺内が還って1-3とする。7回には二死後望月潤一が左中間に三塁打を放つがトップに返り山田潔は遊ゴロに倒れる。

 阪急は8回、二死後山下実、山下好一が連続して中前にヒット、上田が四球を選んで二死満塁、石田が押出し四球を選んで4-1とする。

 イーグルスは9回、一死後木下政文の代打に亀田忠が登場、亀田は左翼スタンドにホームランを叩き込んで2-4とするがここまで。

 石田光彦は6安打4四球4三振の完投で今季1勝目をあげる。阪急打線が放った9安打は全てセンターから逆方向への当り(実況でお伝えしていない1本も上田の二塁内野安打)で、しかも8安打を得点をあげたイニングに集中させている。但し七番下村豊、八番田中幸雄、九番伊東甚吉の新鋭陣は無安打でこの辺が課題か。

 一方、イーグルス打線は貧弱になった。春のキャンプでは打ち込みを中心に行っており、打力が付いてきたとの報道も見られるが、ハリス、中根という3割が期待できる主力が抜けた穴は埋められていない。山田潔が一番ではちょっと弱すぎるし、中河美芳が四番では打線が機能しない。ここは亀田忠を四番に据えて投げない時はサードで使うべきでしょう。






     *石田光彦の安定したピッチングを伝えるスコアブック




          *基本に忠実なバッティングを見せた阪急打戦




*亀田忠が抜けると貧弱にしか見えないイーグルス打戦。開幕戦では亀田が四番、寺内一隆が一番に入っていたのでハリス、中根の抜けた影響はあまり感じなかったが。かつてのタイガースに次ぐ強力打線が懐かしい。


2 件のコメント:

  1. さあ、いよいよ親父がローテに入って、1シーズンまるまる出場したシーズンが始まりました。やはり、懸念していた攻撃力低下が、出たゲームですね。親父のピッチングは、先シーズンの最後の1安打完封劇と比較すると立上ありの悪さが出てエラーも重なり早々に2点を取られ、良くありませんがその後、3回8回と各1点と4失点して完投。今で言えば、それなりに粘ってゲームは作っているのでは?しかし、強打者ハリスをはじめ、中根等攻撃の中心選手が数人抜けた後、これと言って補強できなかった打線は、力不足は明らかです。この戦力でシーズンを戦わねば成らなかった何らかのチーム事情があったのではと思います。この試合での長打は代打亀田の本塁打、望月の3塁打と、現役ピッチャーの二人だけと言うのが、それを象徴しているようです。この攻撃陣で3点以上取られたら負けゲームになりそうです。

    返信削除
  2. 今季は46試合に登板しますが、全432試合を約10カ月にわたってお伝えする予定です。

    返信削除