3 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 4 巨人 10勝18敗 0.357 多田文久三
1 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1X 5 大阪 19勝7敗 0.731 梶岡忠義
勝利投手 梶岡忠義 6勝2敗
敗戦投手 多田文久三 0勝1敗
二塁打 (巨)多田 (大)藤村
三塁打 (大)塚本
本塁打 (巨)小松原博喜 2号
勝利打点(大)藤村富美男 2
猛打賞 (大)藤村富美男(4安打)3
藤村富美男がサヨナラ打
後楽園の第2試合は多田文久三と梶岡忠義の先発で午後3時2分、島球審の右手が上がりプレイボール。
巨人は初回、先頭の山川喜作が四球を選んで出塁、一死後山川が二盗に成功、二死後川上哲治が右前に先制タイムリーを放ち1-0、ライト富樫淳が打球を逸らして川上は二進、当たっている小松原博喜がレフトスタンドにツーランを叩き込んで3-0とリードする。
大阪は1回裏、二死後富樫が中前打で出塁、藤村富美男の左越え二塁打で二死二三塁、多田のワイルドピッチで富樫が還って1-3とする。
大阪は2回裏、先頭の本堂保次が左前打で出塁、一死後長谷川善三が中前打、二死後トップに返り塚本博睦が中越えに同点の2点タイムリー三塁打を放ち3-3と追い付く。
大阪は4回裏、先頭の玉置玉一が右中間にヒット、一死後梶岡の右前打で一三塁、トップに返り塚本は四球で一死満塁、金田正泰の右犠飛で4-3と逆転に成功する。
巨人は7回表、一死後多田が左越えに二塁打、当たっている内堀保の中前タイムリーで4-4の同点に追い付く。
その後は多田と梶岡の熱投が続き、試合は延長12回まで進む。梶岡の投球数は188球に達した。
大阪は12回裏、先頭の塚本がストレートの四球で出塁、金田が三塁線にヒット、呉昌征が送りバントを決めて一死二三塁、藤村が多田の166球目を左前にサヨナラヒット、熱戦に終止符を打つ。
梶岡忠義は9安打5四球5三振、12回を188球で完投し6勝目をマークする。
12回裏は藤村を敬遠する手もあったが、その後も土井垣、本堂と強打者が続くので多田は勝負に出た。打線に隙が無いことがダイナマイト打線の強みである。
一方の巨人では、山川、小松原、内堀だけが当たっているが、打順は一番、五番、八番と離れているので打線に繋がりがない。四番の川上も3割を超える打率を残しているが、小松原を投手として起用しているので常時川上の後ろを打ってはいないため、川上が歩かされると得点できないパターンが確立されているのである。
黒沢俊夫は6打数無安打に終わった。最下位に低迷する巨人で病気を隠して出場を続けていたが、限界が近付いてきた。
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