2025年3月19日水曜日

22年 巨人vs東急 5回戦

6月6日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
5 0 0 0 2 0 1 0 0 8 巨人 11勝19敗 0.367 中尾輝三 
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 東急 10勝17敗 0.370 黒尾重明

中尾輝三 3勝5敗 
黒尾重明 2勝4敗

二塁打 (巨)呉新亨、千葉 (東)横沢、飯島
三塁打 (巨)小松原、川上

勝利打点(巨)千葉茂 3

猛打賞 (巨)千葉茂 5


黒沢に捧げる勝利

 昨日雨天中止であった後楽園は本日も雨模様の中、第1試合は中尾輝三と黒尾重明の先発で午後1時10分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 黒沢俊夫は病気が悪化してこの日から戦列を離れた。

 巨人は初回、先頭の呉新亨が左前打で出塁、平山菊二の右前打で無死一三塁、千葉茂が一二塁間にタイムリーを放ち1点を先制、川上哲治の中前タイムリーで2-0、小松原博喜が左中間に2点タイムリー三塁打を放ち4-0、古家武夫の三ゴロの間に三走小松原が還って一気に5点を先制する。

 黒沢を欠く巨人打線の迫力溢れる先制攻撃であった。

 巨人は5回表、一死後千葉が中前打で出塁、川上は5球ファウルで粘って四球を選び、小松原のレフト線タイムリーで6-0、古家の中犠飛で7-0とリードを広げる。

 巨人は7回表、一死後千葉が右中間に二塁打、川上の右中間三塁打で8-0と突き放す。

 東急は8回裏、二死後横沢七郎、飯島滋弥の連続二塁打で1点を返すが反撃もここまで。

 中尾輝三は4安打6四球7三振の完投で3勝目をマークする。

 黒沢が不振の続く巨人で病気を隠しながらプレーを続けていたことはナインに衝撃を与えた。この日の勝利は、黒沢に捧げる勝利であった。

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