6月14日 (金) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 1 2 0 4 巨人 16勝10敗1分 0.615 中尾輝三
0 2 0 2 0 0 0 2 X 6 タ軍 14勝13敗 0.519 呉昌征
勝利投手 呉昌征 5勝2敗
敗戦投手 中尾輝三 2勝2敗
二塁打 (巨)多田、中島 (タ)渡辺
三塁打 (タ)呉昌征
本塁打 (巨)山川 1号
勝利打点 なし
猛打賞 (巨)中島治康 1 (タ)渡辺誠太郎 1
呉昌征、投走打に活躍
第8節2日目の第1試合は杉村、金政の二氏審判で午後1時丁度プレイボール。
タ軍は2回裏、先頭の富樫が左前打で出塁すると御園生の三ゴロの間に二進、渡辺誠太郎の中前打で一死一三塁、長谷川善三が投前にスクイズバントを決めて1点を先制する。長谷川には「1-2-3」で犠打が記録されて一塁はアウトになっている。ピッチャー中尾がバックホームして三走富樫がホームインしてからキャッチャー多田が一塁に送球して長谷川がアウト、ということは長谷川が難しい球を倒れ込みながらスクイズを決めてスタートが遅れたということか。二死二塁から呉昌征のニゴロをセカンド千葉がお手玉、これを見て三塁に進んだ二走渡辺が本塁突入、白球を拾い上げた千葉がバックホームするがこれが悪送球となって渡辺が生還、2-0とする。このプレーで千葉に2つのエラーが記録された。
巨人は4回表、一死後山川がレフトスタンドに第1号ホームランを叩き込んで1-2とする。
タ軍は4回裏、先頭の渡辺が左越えに二塁打、長谷川は遊飛に倒れるが、呉昌征が右越えに三塁打を放ち3-1、トップに返り金田はストレートの四球で一死一三塁、ここで金田がスタートを切ると多田は二塁に送球して金田はタッチアウト、その間に三走呉昌征が快足を飛ばしてホームイン、重盗の片割れアウトで呉には本盗は記録されないが4-1とリードを広げる。
巨人は7回表、多田と中島の連続二塁打で1点返し2-4と追い上げる。
巨人は8回表、先頭の呉新亨が左前打で出塁、山川のライト線ヒットで無死一三塁、ここで山川がディレードスチールを仕掛けるが「2-6-3」と渡ってタッチアウト、三走呉は動かず一死三塁、千葉が得意のライト打ちで右犠飛を打ち上げて3-4、黒沢の中飛をセンター富樫が落球、ここから多田と中島の連打で二死満塁、林清一が三遊間にタイムリーを放ち4-4の同点に追い付く。
タ軍は8回裏、一死後御園生がストレートの四球で出塁、渡辺の中前打で御園生は三塁に向かい、センター呉新亨がサードに送球するがこれが悪送球となって御園生は一気に生還、5-4と勝越しに成功、この間に打者走者の渡辺は二塁に進み、長谷川は左飛に倒れるが、呉昌征が左中間に止めのタイムリーを放ち6-4とする。
巨人は最終回、先頭の山田潔が四球を選んで出塁するが、トップに返り呉新亨の遊ゴロで山田は二封、山川のニゴロで呉も二封、千葉はニゴロに倒れてタイガースが接戦を制す。
巨人は守備のミスと走塁ミスが重なり痛い星を落とした。中島治康監督は復帰2戦目で猛打賞。
呉昌征は11安打を打たれながら1四球2三振で完投、5勝目をマークする。打っては4打数2安打、タイムリー2本で2打点、実質「本盗」もあり、投走打に活躍を見せた。
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