2020年2月4日火曜日

21年 タイガースvs阪急 5回戦


6月15日 (土) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計 
0 0 0 2 1 0 1 0  0  4 タ軍 14勝14敗 0.500 藤村冨美男 御園生崇男 
0 0 0 1 0 0 0 1 3X 5 阪急 18勝12敗 0.600 前川八郎 

勝利投手 前川八郎     3勝2敗
敗戦投手 御園生崇男 2勝1敗 

二塁打 (タ)長谷川 (急)下社、坂田、青田、野口明
三塁打 (タ)土井垣

勝利打点 (急)坂田清春 1


坂田清春がサヨナラ打

 西宮の第2試合は藤村冨美男と前川八郎の先発で午後2時55分、杉村主審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は2回裏、一死後下社がストレートの四球で出塁するが、日比野の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。


 阪急は3回裏、先頭の前川が四球を選んで出塁、しかし尾西の遊ゴロが「6-4-3」と渡って又もゲッツー、トップに返り上田が左前打から二盗に成功、山田伝は四球、藤村のワイルドピッチで二死二三塁、しかし期待の青田が投ゴロに倒れて無得点。


 タ軍は4回表、先頭の土井垣の当りは遊ゴロ、これをショート尾西がエラー、本堂が中前打を放って無死一二塁、藤村は左飛に倒れ、富樫のニゴロで本堂は二封、富樫が二盗を決めて二死二三塁、ここで徐々に野手での起用が増えてきた渡辺誠太郎が中前に先制の2点タイムリー、2-0とリードする。


 阪急は4回裏、三木、野口明、下社が3連続四球で無死満塁、日比野に代わる代打野口二郎のニゴロで三走三木は本封、ここで前川が押出し四球を選んで1-2と詰め寄る。


 タ軍は5回表、先頭の長谷川善三が右中間に二塁打、トップに返り呉昌征の中前打で無死一三塁、金田が右前にタイムリーを放ち3-1と突き放す。


 タ軍は7回表、先頭の長谷川が左前打で出塁、トップに返り呉の当たりはライトライナー、長谷川が飛び出しており「9-3」と渡ってダブルプレー、しかし金田が中前打、土井垣が右中間に三塁打を放ち貴重な追加点、4-1とリードを広げる。


 阪急は8回裏、二死後坂田清春が左中間に二塁打、前川の中前打で二死一三塁、タ軍は先発の藤村監督がサードに回り、サードの土井垣をキャッチャーに回し、キャッチャー池端に代えて御園生を入れてマウンドに送り込むが、尾西が左前にタイムリーを放ち2-4として粘りを見せる。


 阪急は9回裏、先頭の山田が内野安打で出塁、青田の左中間二塁打で無死二三塁、三木が四球を選んで無死満塁、ここで野口明が中越えに同点の2点タイムリー二塁打を放ち4-4と追い付くと、下社は投ゴロに倒れるが、一死二三塁から坂田が右前にサヨナラ打を放ち大逆転勝利!


 前川八郎は11安打1四球2三振で粘りの完投、3勝目をマークする。


 両軍11安打ずつの激闘を制したのは伏兵・坂田清春の一打であった。4回に先発マスクの日比野に代打が起用されて5回からマスクを被った坂田は8回裏には二死から二塁打を放って前川のタイムリーでホームを踏み、9回裏にサヨナラ打の活躍を見せた。



*広島時代サイン色紙。左は辻井弘、右は森井茂。坂田清春の姓は「阪田」とも伝わるが、スコアカードの記載は「坂田」であり、何より本人のサインが「坂田」である。





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