2019年11月9日土曜日

21年 グレートリングvs巨人 3回戦


5月24日 (金) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
3 0 0 0 0 2 0 0 0 5 グ軍 7勝7敗 0.500 丸山二三雄 別所昭 松川博爾 
2 1 1 0 0 1 0 1 X 6 巨人 8勝7敗 0.533 中尾輝三 藤本英雄 

勝利投手 藤本英雄 3勝2敗
敗戦投手 松川博爾 1勝3敗 

二塁打 (グ)木村 (巨)中尾、呉新亨
三塁打 (巨)呉新亨、近藤

勝利打点 (巨)多田文久三 3

猛打賞 (巨)呉新亨 2


多田の決勝打で乱戦を制す

 西宮の第2試合は丸山と中尾両左腕の先発で午後3時丁度、金政主審の右手が上がりプレイボール。

 グ軍は初回、先頭の安井がいきなりストレートの四球で出塁、河西は一邪飛に倒れるが、安井が二盗に成功、木村が四球を選んで一死一二塁、山本一人が中前に先制タイムリーを放ち1-0、一走木村は三塁に進んで一死一三塁、ここで山本が二盗、キャッチャー多田からの二塁送球がセンターに抜け、更にバックアップの呉新亨が後逸、ダブルエラーの間に三走木村に続いて山本も一気にホームに還って3-0とする。


 巨人は1回裏、手痛いエラー犯した先頭の呉が汚名挽回の中越え三塁打で反撃開始、山川のニゴロの間に呉が還って1-3、続く千葉のニゴロをセカンド安井がエラー、黒沢が3球ファウルで粘って四球を選び一死一二塁、多田の一ゴロをファースト山本は二塁に送球して黒沢は二封、ショート河西からの一塁転送は打者走者多田の足の方が速くセーフ、この間に二走千葉が一気にホームに還る好走塁を見せて2-3と1点差、多田に打点が記録された。
 巨人は2回裏、この回も先頭のファーストに起用された近藤が中越えに三塁打、中尾の右犠飛で3-3の同点に追い付く。二死後呉が三塁線に内野安打から二盗に成功、山川は四球を選んで二死一二塁、グ軍ベンチはここで先発の丸山から別所にスイッチ、千葉は右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。


 巨人は3回裏、先頭の黒沢が2打席連続四球、多田もストレートの四球、林の一塁後方のファウルフライはセカンド安井がよく追い付いて二邪飛、ここで丸山がボークを犯して一死二三塁、近藤の右犠飛で4-3と勝ち越す。


 グ軍は4回表、山本が一二塁間ヒットから二盗に成功、更にパスボールで三進、一死後岡村が死球から二盗を決めて二三塁、別所の当たりはショートライナーで二死二三塁、筒井はストレートの四球で二死満塁、しかし宮崎は捕邪飛に倒れて無得点。


 グ軍は5回表、一死後河西が二遊間にヒット、この時何かあったのか河西の代走に櫛田由美彦が起用され、木村の右越え二塁打で二三塁、山本は四球を選んで一死満塁、しかし堀井の投ゴロが「1-2-3」と転送されてダブルプレーで無得点。


 チャンスを潰してきたグ軍は6回表、一死後別所が左前打、筒井も二遊間にヒット、宮崎の遊ゴロをショート山田潔がエラーして一死満塁、トップに返り安井が右前にタイムリーを放ち4-4の同点、5回裏からショートに入った桶川隆がスクイズを決めて5-4と逆転に成功する。


 巨人は6回裏、先頭の中尾が右中間に二塁打、山田は中飛に倒れるが、トップに返り呉が右中間にヒット、二走中尾は三塁ストップするが打者走者の呉は二塁に走って二塁打、一死二三塁となって山川のニゴロで三走中尾が中途半端な走塁、セカンド安井が三塁に送球してタッチアウト、二死一二塁から千葉が左前に同点タイムリーを放ち5-5とする。


 巨人は7回から中尾に代わって藤本がリリーフ登板。


 巨人は8回裏、先頭の呉が四球を選んで出塁、山川が送って一死二塁、千葉は二飛に倒れるが、黒沢がこの日4個目の四球を選んで二死一二塁、多田が中前に決勝タイムリーを放ち乱戦を制す。


 藤本英雄は3イニングを2安打1四球2三振無失点に抑えて3勝目をマークする。


 河西俊雄は第3打席の二遊間ヒットの際に代走を出されたが、この後2試合を欠場することから考えると、一塁ベースを踏んだ時に足を捻ったか、何らかの怪我があったのではないか。


 実況からも分かるとおり乱戦となった。グ軍は9安打5四球1死球で10残塁、巨人は8安打9四球で12残塁。試合時間はぎりぎり2時間を切る1時間58分、試合終了は午後4時58分であった。


 グ軍は2試合連続5盗塁を記録、機動力野球の方向性が明確になってきた。


 巨人は多田文久三が復調してきて3個目の勝利打点を記録、森下重好、飯島滋弥と並んで現在勝利打点王。



0 件のコメント:

コメントを投稿