2019年11月23日土曜日

21年 巨人vsゴールドスター 3回戦


5月30日 (木) 後楽園 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 0 1 2 0 0 0 0 3 巨人 10勝8敗 0.556 諏訪裕良 藤本英雄 
2 0 0 0 0 3 0 1 X 6 ゴ軍 8勝9敗1分 0.471 石田光彦 

勝利投手 石田光彦 4勝5敗
敗戦投手 諏訪裕良 1勝3敗 

二塁打 (巨)多田 (ゴ)田中

勝利打点 (ゴ)菊矢吉男 2

猛打賞 (ゴ)酒沢政夫 1、田中宣顕 3


石田光彦、2試合連続完投勝利

 後楽園の第1試合は諏訪裕良と石田光彦の先発で午後1時7分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 ゴ軍は初回、先頭の酒沢政夫がセンター右にヒット、大友一明が右翼線にヒット、これをライト林清一が後逸する間に一走酒沢は一気にホームに還り1点を先制、打者走者の大友は二塁に進み、坪内が送って一死三塁、田中宣顕のニゴロの間に三走大友が還ってこの回2点を先制する。


 前の試合で3安打完封の石田はこの日も快調な立ち上がりを見せ、3回までパーフェクトピッチング。


 ゴ軍は3回裏、先頭の酒沢が三前にセーフティバント、サード山川喜作の一塁送球が悪送球となる間に酒沢は三塁に進み、大友の遊ゴロで三走酒沢がホームに突っ込むがショート山田潔の本塁送球にタッチアウト、この守備があるから藤本英雄監督は打てなくても山田を使い続けている。


 巨人は4回表、二死後千葉茂が四球を選んで出塁、石田のワイルドピッチで千葉は二進、黒沢俊夫も四球で二死一二塁、多田文久三のライト線二塁打で1-2と1点差に迫る。


 ゴ軍は4回裏、先頭の田中が中前打で出塁、しかし菊矢のサードライナーに田中が飛び出しゲッツー。


 巨人は5回表、一死後諏訪が四球で出塁、山田の中前打で諏訪は三塁に進み、センター坪内の三塁送球の間に打者走者の山田も二塁に進んで一死二三塁、トップに返り呉新亨は三ゴロに倒れるが、山川が四球を選んで二死満塁、千葉が中前に逆転2点タイムリーを放ち3-2とリードする。


 ゴ軍は5回裏、二死後坂本勲が四球を選んで出塁、トップに返り酒沢の右前打で一走坂本が三塁に向かうが、ライト林からの送球にタッチアウト。


 無駄な走塁が続いて追加点を奪えなかったゴ軍は6回裏、先頭の大友がストレートの四球で出塁、坪内が死球を受けて無死一二塁、田中が右中間に二塁打を放ち3-3の同点、ここで諏訪が近藤に代わってファーストに回り、近藤に代わって藤本英雄監督が入り二番手のマウンドに上がるが、菊矢が中前に2点タイムリーを放ち5-3と試合をひっくり返す。



 ゴ軍は8回裏、一死後坪内が中前打、田中の中前打で坪内は三塁に進んで一死一三塁、菊矢の左犠飛で6-3とダメ押す。


 巨人は最終回、一死後林が左前打で出塁、藤本の遊ゴロでランナーが入れ替わり、諏訪がストレートの四球を選んで二死一二塁と一発出れば同点の場面で九番山田に代えて中尾輝三を代打に起用、しかし石田が最後の踏ん張りを見せて中尾は三振、試合終了。


 石田光彦は4安打6四球4三振の完投で4勝目をマークする。



 好調田中宣顕がこの日も4打数3安打を記録。田中は第3節終了時点では打率1割9分6厘と低迷していたが、その後の7試合で26打数13安打と爆発、打率も3割に乗せてきた。

 その田中が四番に座ってから五番に下げられた菊矢吉男が意地の決勝打を放つ。菊矢は打率こそ1割台だが、ベテランらしい勝負強さを見せている。


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