１７年 大洋vs朝日 ２回戦

4月13日 （月） 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 0 0 2 0 0 0 4 大洋 6勝5敗 0.545 野口二郎
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 朝日 2勝9敗 0.182 山本秀雄

勝利投手 野口二郎 3勝2敗
敗戦投手 山本秀雄 1勝2敗

二塁打　（大）野口二郎　（朝）坪内

勝利打点　野口二郎　1


野口兄弟が活躍

　大洋は今季ピリッとしないエース野口二郎が先発、不振の苅田久徳は九番セカンドでの出場となった。

　朝日は2回、先頭の伊勢川真澄が四球を選んで出塁、広田修三が送って一死二塁、室脇正信は中飛に倒れるが、景浦賢一がライト線にタイムリーを放って1点を先制する。

　大洋は3回、一死後苅田が四球を選んで出塁、トップに返り中村信一のセンター右へのヒットで苅田は三塁に進み一死一三塁、中村が二盗を決めて一死二三塁、本日苅田に代わって二番に入っている織辺由三は三振、濃人渉が四球を選んで二死満塁、このチャンスに四番・野口二郎がレフト線に逆転二塁打を放って2-1とする。

　大洋は6回、先頭の村松長太郎が四球を選んで出塁、浅岡三郎の左前打で無死一二塁、野口明の左前タイムリーで二走村松が還って3-1、バックホームの間に打者走者の野口明は一二塁間に挟まれて挟殺プレー、この隙に三塁に達していた一走浅岡がホームを陥れて4-1とする。野口明は「7-2-4-3-6」と転送されてタッチアウト。浅岡の好走塁であった。

　野口二郎は5安打3四球3三振の完投で3勝目をあげる。打っても四番に入り4打数2安打2打点で勝利打点を記録、兄・野口明も4打数2安打1打点の活躍であった。不振の苅田久徳も2打数1安打1得点2四球1盗塁と勝利に貢献、大洋にやや復調の兆しが見られてきた一戦であった。


　朝日は2勝9敗と大きく負け越しているが、前節21打数7安打の坪内道則が好調をキープしてこの日も4打数2安打1盗塁、二塁打1本。負越しの割には悲壮感が漂ってこない。何かきっかけがあれば浮上の目はある。




＊野口二郎は5安打完投で今季3勝目。勝利打点も記録した。