2014年10月28日火曜日

17年 阪急vs朝日 3回戦


4月25日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 1 0 0 0 0 0 1 0 5 阪急 11勝4敗 0.733 天保義夫 中田武夫 笠松実
1 0 2 0 0 0 0 0 0 3 朝日   5勝10敗 0.333 斉藤忠二 林安夫

勝利投手 笠松実     5勝0敗
敗戦投手 斉藤忠二 1勝1敗

勝利打点 山下好一 4

猛打賞 (急)フランク山田伝 1


笠松実、開幕5連勝

 阪急は初回、先頭の中島喬が左前打で出塁、フランク山田伝の二ゴロをセカンド鬼頭政一が後逸、一走中島が三塁に走るとライト内藤幸三からの三塁送球の間に打者走者の山田も二塁に達し無死二三塁、黒田健吾が四球を選んで無死満塁、山下好一がライト線に2点タイムリーを放って2-0、なお無死一三塁から日比野武の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってゲッツーとなる間に三走黒田が還って3点を先制する。

 朝日は1回裏、坪内道則、五味芳夫、鬼頭政一が3連続四球を選んで無死満塁、伊勢川真澄の左犠飛で1-3とする。続く内藤は三振、しかも二走五味が飛び出しており「2-6-5-4-6」と転送されてタッチアウト、ダブルプレーが記録される。

 阪急は2回、上田藤夫、中村栄、天保義夫が3連続四球を選んで無死満塁、朝日・竹内愛一監督は堪らんとばかりに先発の斉藤忠二から林安夫にスイッチ、トップに返り中島の中犠飛で1点追加して4-1とする。二走中村がキャッチャー伊勢川真澄からの牽制に刺されて二死一塁、黒田は遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 朝日は3回、先頭の坪内が左前打で出塁、五味が四球を選んで無死一二塁、阪急ベンチはここで先発の天保から中田武夫にスイッチ、鬼頭は左飛に倒れるが伊勢川が死球を受けて一死満塁、内藤が押出し四球選んで2-4、阪急ベンチは更に三番手の笠松実にスイッチ、広田修三の三遊間内野安打で3-4と1点差に追い上げるが、室脇正信の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー、巨人打線を苦しめる笠松のシュートの威力が勝った場面であった。

 朝日二番手の林はヒットを打たれながらも何とか凌いできたが、阪急は8回、先頭の山田がショートに内野安打、黒田の二ゴロの間に山田は二進、山下好一がこの日3打点目となるタイムリーを中前に放ち貴重な追加点をあげてそのまま逃げ切った。


 山下好一が4打数2安打3打点の活躍で今季4個目の勝利打点を記録し、3個で並んでいた室井豊を抑えて勝利打点王に躍り出た。


 笠松実が素晴らしいピッチングを見せた。4回以降、強打の朝日打線を内藤の内野安打1本に抑え、6回3分の2を投げて2安打1四球2三振無失点で無傷の5勝目をマークする。笠松は現在39回3分の2連続無失点記録を継続中である。







*笠松実はこの日も6回3分の2を無失点に抑えて39回3分の2連続無失点を継続中となった。











 

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