今節は南海が5勝0敗で首位に立ち、大洋が3勝1敗1分、朝日が3勝1敗、阪急が2勝2敗、巨人が2勝2敗、阪神が1勝2敗1分、黒鷲が0勝4敗、名古屋が0勝4敗であった。週間MVP各賞には5戦全勝の南海勢から全部門で選出された。
週間MVP
投手部門
南海 神田武夫 1
今節は神田の独断場であった。5試合全てに登板して4勝0敗1セーブ、2完投うち1完封であった。
打撃部門
南海 国久松一 1
今節19打数9安打2得点2打点、二塁打2本。南海首位進出の立役者となる。
南海 岩本義行 1
今節16打数9安打4得点2打点3四球1死球4盗塁。
朝日 坪内道則 1
今節16打数7安打3得点3打点2盗塁、二塁打2本の活躍。
殊勲賞
阪急 笠松実 2
4月23日の巨人戦で2安打完封。巨人キラーを発揮する。当時の「野球界」に掲載されている座談会でも笠松の巨人キラーぶりは有名だったようです。
巨人 多田文久三 1
22日の黒鷲戦で2安打完封。
南海 柳鶴震 1
22日の名古屋戦でサヨナラ二塁打を放つ。エラーの多い柳がショート、サードで使い続けられる要因はこの強打にありました。
朝日 林安夫 1
22日に好調阪急を完封、決勝打も放つ。
敢闘賞
南海 室井豊 1
今節19打数6安打、好調南海の下位打線を締める活躍。
大洋 三富恒雄 1
22日の阪神戦で完投勝利、満塁走者一掃の二塁打も放つ。
朝日 斉藤忠二
21日の黒鷲戦で5安打完投勝利、プロで唯一の勝利をあげる。
技能賞
南海 猪子利男 1
4月18日、ドーリットル空襲の日に唯一行われた公式戦で勝利打点と共に全て送りバントで3犠打を記録する。
名古屋 吉田猪佐喜 1
22日の南海戦で9刺殺を記録する。
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