2014年10月19日日曜日

17年 朝日vs黒鷲 2回戦


4月23日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 朝日 5勝9敗 0.357 山本秀雄
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 黒鷲 4勝10敗 0.286 石原繁三

勝利投手 山本秀雄 2勝2敗
敗戦投手 石原繁三 3勝5敗

勝利打点 鬼頭政一 1


エース山本秀雄、完投で2勝目

 朝日は初回、一死後五味芳夫が三塁に内野安打、五味が二盗に成功、キャッチャー鈴木秀雄の悪送球の間に五味は三進、鬼頭政一の右前タイムリーで1点を先制、伊勢川真澄は遊飛に倒れるが広田修三が左前打、内藤幸三がセンター左にタイムリーを放ち2-0とする。

 黒鷲先発の石原繁三は2回以降7回まで三者凡退に抑えるパーフェクトピッチング。8回二死から坪内道則に中前打を許すが五味芳夫を三振に打ち取り、9回も三者凡退に抑えて一試合7度の三者凡退を記録した。9回の試合では昭和15年4月14日に浅野勝三郎が四球1個で準完全試合を達成した時に次ぐ記録となります。

 朝日先発の山本秀雄は5回まで石原に許した中前打1本に抑えて無失点。6回、先頭の木村孝平に左前打を許すがトップに返り山田潔を三振、富松信彦に代わる代打松本操を中飛に打ち取り、木村の盗塁を強肩伊勢川真澄が刺してこの回も無失点。

 黒鷲は7回、一死後木下政文が四球で出塁するが伊勢川からの一塁牽制に釣り出されて
「2-3-6」でタッチアウト、記録は盗塁失敗、この後鈴木が四球を選んで出塁、渡辺絢吾の右前打をライト内藤幸三が後逸する間に一走鈴木が還って1-2、打者走者の渡辺も三塁に進み、石原が四球を選んで二死一三塁、しかし杉山東洋夫に代わる代打小松原博喜は三振に倒れて同点はならず。


 山本秀雄は8回を三者凡退、9回二死から鈴木に右翼線ヒットを許すが最後は渡辺を投飛に打ち取り、結局4安打4四球2三振1失点、自責点ゼロの完投で2勝目をあげる。これまで見てきたように、朝日の序盤戦のエースは林安夫ではなく山本秀雄であった。この後、林の登板が激増していくこととなり、山本にとって、この日の勝利がプロでの最後の勝利となったのである。


 石原繁三は5安打無四球3三振2失点、自責点1で前述のとおり7度の三者凡退を記録する好投であった。初回に4安打を許したのが悔やまれる。


 本日も伊勢川真澄が2補殺を記録、今季14試合で14補殺を記録しており11個の盗塁を刺している。












*山本秀雄は自責点ゼロの4安打完投で今季2勝目、プロでの最後の勝利を飾った。











*山本秀雄に封じ込まれた黒鷲打線。














*黒鷲先発の石原繁三は朝日打線を2回以降走者1人に抑えて三者凡退を7個記録した。














 

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