6月10日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 2 0 0 3 中部 8勝13敗2分 0.381 森井茂 西沢道夫
0 6 2 0 0 0 3 2 X 13 阪急 17勝10敗 0.630 天保義夫
勝利投手 天保義夫 6勝2敗
敗戦投手 森井茂 6勝5敗
二塁打 (急)青田、山田
本塁打 (中)加藤正二 5号
勝利打点 なし
猛打賞 (急)上田藤夫(4安打)4、青田昇 6
九番尾西が攻撃の起点
後楽園の第1試合は森井茂と天保義夫の先発で午後1時8分、島主審の右手が上がりプレイボール。
阪急は2回裏、先頭の野口明が四球を選んで出塁、一死後坂田が左前打、天保も四球で一死満塁、尾西のニゴロをセカンド木下政文が後逸、更にバックアップのライト加藤正二も後逸、このダブルエラーの間に三走野口明に続いて二走坂田も還って2-0、一死二三塁から山田伝は三ゴロに倒れるが、上田が中前に2点タイムリーを放ち4-0、青田のライト線二塁打で二死二三塁、野口二郎が左前に2点タイムリーを放ちこの回一挙6点を取って試合の主導権を握る。
阪急は3回裏、二死後尾西が中前打で出塁、トップに返り山田のレフト戦二塁打で二死二三塁、上田が右前にタイムリー、青田も二遊間にタイムリーを放って2点を追加、8-0と大きくリードする。
中部先発の森井は3回で降板し、4回から西沢道夫がマウンドに上がる。
5回まで1安打無得点の中部は6回表、二死後岩本がツーナッシングと追い込まれながら四球を選んで出塁、金山の当りは三ゴロ、これをサード三木がエラー、古川の三塁へのヒットがタイムリーとなって1点を返す。
中部は7回表、先頭の加藤がレフトスタンドにホームランダービー独走となる第5号を叩き込んで2-8、一死後服部の三ゴロをサード三木が一塁に悪送球、西沢が四球を選び、服部が三盗を決めて一死一三塁、藤原が左前にタイムリーを放ち3-8とする。
阪急は7回裏、先頭の尾西が左前打で出塁すると二盗に成功、トップに返り山田がレフト線にヒット、上田が4打点目となるこの日3本目のタイムリーを右前に放ち9-3、青田の三ゴロをサード木下が二塁に送球するが鈴木秀雄が落球、これを見て三塁に進んだ山田がホームを狙うが、白球を拾い上げた鈴木からのバックホームにタッチアウト、一死二三塁となって下社の中前タイムリーで10-3、野口明の右犠飛で11-3とする。
阪急は8回裏、先頭の坂田が四球で出塁すると二盗に成功、一死後尾西のニゴロの間に坂田は三進、トップに返り山田が四球から二盗に成功、上田も四球を選んで二死満塁、青田がレフト線に2点タイムリーを放ち13-3とする。
天保義夫は大量点をバックにテンポ良く好投、5安打2四球2三振の完投で6勝目をマークする。
中部は加藤正二がホームランダービー独走となる第5号ホームランを放った以外は良いところがなかった。
阪急は九番尾西が2安打3得点で攻撃の起点となった。尾西が塁に出た時の阪急は強い。
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