2020年1月26日日曜日

21年 タイガースvs巨人 4回戦


6月10日 (月) 後楽園 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 タ軍 12勝13敗 0.458 渡辺誠太郎 
2 0 0 0 0 0 0 4 X 6 巨人 15勝9敗1分 0.625 近藤貞雄 

勝利投手 近藤貞雄     7勝2敗
敗戦投手 渡辺誠太郎 1勝7敗 

二塁打 (タ)藤村 (巨)多田

勝利打点 (巨)多田文久三 6

猛打賞 (タ)土井垣武 3 


巨人が2度「5-2-3」のゲッツー

 後楽園の第2試合は渡辺誠太郎と近藤貞雄の先発で午後3時14分、池田主審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は初回、一死後金田が四球を選んで出塁、土井垣のニゴロをセカンド千葉が二塁ベースを踏んで一塁に送球、「4B-3」のダブルプレー。


 巨人は1回裏、先頭の呉新亨が四球を選んで出塁、山川は中飛に倒れるが、千葉が四球を選んで一二塁、黒沢のニゴロの間に二者進塁して二死二三塁、このチャンスに多田が左中間二塁打を放ち2点を先制する。


 タ軍は3回表、先頭の乾国雄の当りは三ゴロ、これをサード山川が一塁に悪送球して乾は二塁に進み、渡辺の三塁内野安打で無死一三塁、長谷川善三の二遊間のゴロは中前に抜けるが三走乾は動かず無死満塁、トップに返り呉昌征は遊飛に倒れて一死満塁、金田の当りはショートライナー、二走渡辺が飛び出しており、捕球したショート山田が二塁ベースを踏んで「無捕殺併殺」。


 タ軍は4回表、先頭の土井垣が右前打、藤村も中前打、御園生が死球を受けてクリーンナップトリオが無死満塁のチャンスを作るが、池端は三振に倒れ、乾に代わる代打本堂の三ゴロをサード山川は本塁に送球して三走土井垣は本封、キャッチャー多田が一塁に転送して「5-2-3」のダブルプレー。


 タ軍は6回表、先頭の土井垣が左前打、藤村のレフト戦二塁打で無死二三塁、御園生は二飛、池端は浅い左飛に倒れるが、本堂が四球を選んで二死満塁、渡辺が左前に同点の2点タイムリーを放ち2-2と追い付く。


 タ軍は7回表、一死後金田が四球を選んで出塁、土井垣が左前打、藤村も四球を選んで一死満塁、ここで御園生の三ゴロを山川が又も本塁に送球、三走金田は本封、多田が一塁に転送して再び「5-2-3」のダブルプレー。


 巨人は8回裏、先頭の呉新亨がセンター右にヒット、山川が送りバントを決め、千葉はストレートの四球で一二塁、黒沢が左前に流して一死満塁、多田が押出し四球を選んで3-2と勝ち越し、林清一が押出し死球を受けて4-2、藤本が中前に2点タイムリーを放ち6-2と大きくリードする。


 タ軍は9回表、一死後呉昌征が中前打、金田も右前打を放って一二塁、しかし土井垣の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー、ゲームセット。


 近藤貞雄は11安打4四球1三振の完投でハーラートップタイの7勝目をマークする。


 巨人守備陣は5個の併殺を決めた。その内「5-2-3」のゲッツーが2度。サード山川の正面に緩いゴロが飛んだため山川は本塁に送球したのであろう。正面の早いゴロや三遊間寄りのゴロであれば「5-4-3」を狙ったはずである。但し、2度とも1点もやれない場面だったので本封を優先させた可能性もある。




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