6月7日 (金) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 6 0 0 0 0 7 グ軍 12勝10敗 0.545 清水秀雄
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 セ軍 8勝15敗 0.348 一言多十 上口政
勝利投手 清水秀雄 5勝2敗
敗戦投手 一言多十 1勝5敗
二塁打 (グ)安井、木村、別所
勝利打点 (グ)山本一人 2
猛打賞 (グ)安井亀和(4安打)3
清水秀雄、戦後初完封
西宮の第2試合は清水秀雄と一言多十の先発で午後2時30分、金政主審の右手が上がりプレイボール。
グ軍は初回、先頭の安井がセンター奥へ二塁打、河西が左前打で続いて無死一三塁、岡村は遊飛に倒れて一死一三塁、山本一人監督の遊ゴロをショート鈴木清一がエラーする間に三走安井が還って1点を先制、山本には打点が記録され、これが決勝点となったため山本に勝利打点が記録された。更にダブルスチールを決めて一死二三塁と畳みかけるが、堀井は浅い中飛、田川は三振に倒れてこの回1点止まり。
グ軍は2回表、二死後宮崎が遊失に生きると二盗に成功、トップに返り安井が左前打を放って二死一三塁、しかし安井が二盗を試みるとキャッチャー熊耳からの送球にタッチアウト。
グ軍は3回表、先頭の河西が四球を選んで出塁、岡村は左飛、山本は中飛、ここで河西が二盗を決め、堀井も四球を選んで二死一二塁とするが、田川は右飛に倒れて無得点。
グ軍は5回表、先頭の安井が右前打で出塁、河西は中飛に倒れるが、ここで安井が二盗に成功、岡村は四球、山本もストレートの四球で一死満塁、このチャンスで堀井が中前に2点タイムリーを放ち3-0、一走山本は三塁に進んで一死一三塁、田川の中犠飛で4-0、木村勉が左中間にタイムリー二塁打を放ち5-0、清水が右前にタイムリーを放ち6-0、宮崎に代わる代打別所が中越えにタイムリー二塁打を放ちこの回一挙6点、7-0とする。
グ軍は6回表、先頭の安井がこの日4本目のヒットをレフト線に放って出塁、ここで安井は「1-3-4」でタッチアウト、牽制球に釣りだされた可能性もあるが、ここはディレードスチールを仕掛けたかもしれない。但し「盗塁死」は記録されていない。この後河西、岡村が連続四球、しかし山本、堀井は連続中飛に倒れて無得点。
グ軍先発の清水は走者を出しながらも粘りのピッチングを見せた。3回は石原光男、横沢七郎に連打を許し、長持にも四球を与えて二死満塁のピンチを迎えるが、大下を三振に打ち取り切り抜ける。4回は先頭の一言に四球を与え、送りバントで一死二塁とするが、熊耳のショートライナーに一言が飛び出しておりゲッツー。大量リードをもらった5回裏も一死後石原に四球を与えるが、横沢を投ゴロ併殺に打ち取る。
清水は7回以降も各イニング1安打ずつを許すが無失点で切り抜け、6安打3四球4三振で戦後初完封、5勝目をあげる。
セ軍は主砲飯島が欠場したのも響いた。飯島は今季105試合中103試合に出場する。9月27日のゴ軍戦は雨で試合中止と勘違いしたセ軍が球場に現れず「放棄試合」が宣告されたもので、セ軍は0対9の負けでチームの試合数にはカウントされるが選手の出場記録はない。飯島が欠場したのは6月7日だけであるが、出場試合数は「105-1-1」=103試合となる。大下も出場可能な全試合に出場するが記録は104試合である。
グ軍は5盗塁と得意の機動力野球でセ軍を粉砕した。この日の盗塁はオール内野陣で、ファースト山本が1盗塁、セカンド安井が1盗塁、サード河西が2盗塁、ショート宮崎が1盗塁を記録した。
*明大時代の清水秀雄の直筆サイン。吉田正男、児玉利一、杉浦清、加藤春雄等、明大四連覇時代の主力選手が網羅されたサインボールです。
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