2019年12月29日日曜日

21年 セネタースvsゴールドスター 3回戦


6月6日 (木) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 セ軍 8勝14敗 0.364 黒尾重明 上口政 
0 0 4 0 3 0 1 0 X 8 ゴ軍 10勝11敗1分 0.476 石田光彦 

勝利投手 石田光彦 5勝6敗
敗戦投手 黒尾重明 2勝4敗 

三塁打 (ゴ)田中

勝利打点 (ゴ)坪内道則 1

猛打賞 (ゴ)大友一明 1、菊矢吉男 1


石田光彦、8奪三振の快投

 第7節の初日と二日目は西宮で2試合と後楽園で1試合。西宮の第1試合は午後1時丁度、金政主審の右手が上がりプレイボール。

 ゴ軍先発の石田光彦は立ち上がりから絶好調、3回までパーフェクトピッチングを続け、2回一死からは黒尾重明、鈴木清一、長持栄吉を3連続三振に打ち取る。


 ゴ軍は3回裏、先頭の坂本勲が四球を選んで出塁、トップに返り酒沢政夫がライトにヒット、大友一明も三塁線にヒットで続き無死満塁、坪内道則の右犠飛で1点を先制、田中宣顕が中越えに三塁打を放ち3-0、菊矢吉男もセンター右にタイムリーを放ちこの回一気に4点を先制する。


 セ軍は4回表、先頭の一言多十が中前にチーム初ヒット、横沢七郎は三振、飯島滋弥は四球を選んで一死一二塁、大下弘の一二塁間の打球が一走飯島に当たりインターフェアが宣告されて二死一二塁、二走一言が三盗を試みるがキャッチャー辻功からの送球にタッチアウト。


 ゴ軍は5回裏、先頭の田中が左前打で出塁、菊矢も左前打、末崎正隆は中前打を放ち無死満塁、一死後辻の中犠飛で5-0、阪本のニゴロをセカンド石原光男がエラーして二死満塁、トップに返り酒沢のニゴロを石原が連続エラー、三走菊矢が還って6-0、大友が中前にタイムリーを放ち7-0とする。


 セ軍は6回表、一死後一言が四球を選んで出塁、横沢の右前打で一二塁とするが、飯島は一邪飛、大下は三振に倒れて無得点。


 石田は中盤の3イニングで4安打を許すが無失点、しかし少し疲れが見えてきた。


 セ軍は6回から先発の黒尾に代わり上口政がマウンドに上がる。


 セ軍は7回表、先頭の上口が中前打で出塁、鈴木の左前打で上口は一気に三塁に進み、レフトからの送球の間に打者走者の鈴木も二塁を陥れて無死二三塁、長持が右前にタイムリーを放ち1-7として無死一三塁、しかし熊耳武彦は一ゴロ、根津弘司は一飛、トップに返り一言は三振に倒れて反撃もここまで。


 ゴ軍は7回裏、二死後大友の当りは三ゴロ、これをサード横沢が一塁に悪送球して二死二塁、坪内の三塁線のゴロを横沢が一塁に送球するがファースト北川圭太郎が後逸、この間に二走大友が還って8-1とする。坪内の記録はヒットだが大友の生還はエラーによるもので打点は記録されていない。


 石田は最終回も三者凡退に抑えて、7安打3四球8三振の力投で完投、5勝目をマークする。ハーラートップは6勝の森井茂、5勝で石田、近藤貞雄、天保義夫、真田重蔵、白木義一郎が並んでいる。


 手抜き癖を見せない時の石田光彦は切れ味抜群のピッチング、一リーグ時代屈指の好投手である。



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