5月30日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 阪神 14勝12敗1分 0.538 若林忠志
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 阪急 11勝16敗 0.407 森弘太郎 天保義夫
勝利投手 若林忠志 8勝3敗
敗戦投手 天保義夫 5勝5敗
勝利打点 若林忠志 2
猛打賞 (神)若林忠志 1
若林、鬼神の如く
阪神は2回、先頭の山口政信が四球で出塁するが、玉置玉一の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。
阪急は2回裏、一死後松本利一が左中間に二塁打、森弘太郎は四球を選んで一死一二塁、仁木安の一ゴロでピッチャー若林忠志が一塁ベースカバーに入り「3-1A」でアウト、二死二三塁から伊藤健一は遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
阪神は3回、先頭の若林忠志が左前打で出塁、乾国雄の投前送りバントをピッチャー森弘太郎が二塁に送球して一走若林は二封、武智修が左前打を放って一死一二塁、しかしトップに返り塚本博睦は中飛、上田正は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
阪神は4回、先頭のカイザー田中義雄が左前打、山口の遊ゴロでランナーが入れ替わり、玉置の中前打で一死一三塁、玉置が二盗を決めて一死二三塁、門前真佐人の遊ゴロをショート中村栄がエラーする間に三走山口が還って1点を先制する。しか二走玉置は二三塁間に挟まれ「6-4-5」と渡ってタッチアウト、若林が左前打を放って一死一塁、しかし乾のセーフティバントをピッチャー森が処理してスリーアウトチェンジ、この回は1点止まりであった。
阪急は4回裏、先頭の池田久之が三塁線にヒット、松本の右前打で無死一二塁、ここで松本が二盗、キャッチャー田中からの二塁送球が悪送球となる間に三走池田が還って1-1の同点とする。
阪神は6回、先頭の山口が左前打、玉置の投前送りバントが野選を誘い無死一二塁、門前は三振に倒れて一死一二塁、阪急ベンチはここで先発の森から天保義夫にスイッチ、若林は左飛、乾も三ゴロに倒れて無得点。
1対1のまま迎えた9回表、一死後若林がレフトスタンドに決勝ホームラン、若林は9回裏の阪急の反撃を三者凡退に抑えて阪神が接戦をものにする。
若林忠志は6安打2四球4三振1失点、自責点ゼロの完投で8勝目をあげる。決勝本塁打を含む猛打賞を記録し、別所昭、林安夫と並んでハーラートップに躍り出る。鬼神の如き活躍であった。
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