5月26日 (水) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 3 0 3 巨人 15勝9敗2分 0.625 藤本英雄
0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 阪急 11勝15敗 0.423 笠松実
勝利投手 藤本英雄 7勝4敗
敗戦投手 笠松実 3勝2敗
二塁打 (巨)呉
勝利打点 永沢富士雄 1
ベテラン永沢の一振り
序盤戦は巨人のペースで試合が進んだ。
巨人は2回、二死後永沢富士雄が四球を選んで出塁、多田文久三が二遊間にヒット、小池繁雄も四球を選んで二死満塁とするが、藤本英雄は右飛に倒れて無得点。
巨人は3回、先頭の呉昌征が中越えに二塁打を放ち、坂本茂はセカンドに進塁打となるゴロを転がし一死三塁、しかし白石敏男は捕邪飛、中島治康は右飛に倒れてこの回も無得点。
巨人は5回、先頭の小池が左前打、藤本が送って一死二塁、トップに返り呉は三振、坂本の内野安打で二死一三塁、白石が四球を選んで二死満塁とするが、中島は遊ゴロに倒れてここも無得点。
中盤は阪急が盛り返す。
阪急は6回、二死後上田藤夫が右前打、フランク山田伝も二塁への内野安打で続いて二死一二塁、しかし下社邦男は遊飛に倒れて無得点。
阪急は7回、一死後池田久之の遊ゴロをショート白石がエラー、笠松実の三塁内野安打で一死一二塁とするが、仁木安の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。
7回まで両軍無得点の試合が8回に動く。
巨人は8回、先頭の坂本が三塁線にセーフティバントを決めて出塁、白石のバントも内野安打となって無死一二塁、中島が投前に送りバントを決めて一死二三塁、青田昇は歩かされて一死満塁、ここでベテラン永沢が中前に殊勲の2点タイムリー、多田は右飛に倒れ、小池が四球を選んで二死満塁、藤本が左前に追撃のタイムリーを放って3-0とする。
阪急は8回裏、二死後上田が四球で出塁、山田も四球を選んで二死一二塁、下社の中前打で二死満塁、この試合プロ入り初の四番に起用されながら3打席連続三振の松本利一に代わる代打江田孝が押出し四球を選んで1-3、池田の右前打で2-3、二走下社も三塁ベースを蹴って同点のホームを狙うが、ライト中島からのバックホームにタッチアウト、1点差で破れる。
藤本英雄は6安打4四球7三振の完投で7勝目をあげる。今季の藤本は開幕からコントロールに苦しみ巨人低迷の因となってきたが、5月22日の無安打無得点で復活、この日も8回に四球で崩れかけたが、ベテラン永沢の一振りと、中島の強肩に救われた。
巨人はこれで8連勝、首位名古屋に肉薄してきた。
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